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「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 左より、大谷桂三、中村歌女之丞、中村鶴松、中村隼人、坂東新悟、中村歌昇、尾上松也、坂東巳之助、中村種之助、中村橋之助、中村梅丸、中村錦之助

 

 1月2日(水)、浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」初日開幕を前に、出演の尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村鶴松、中村梅丸、そして中村歌女之丞、大谷桂三、中村錦之助が鏡開きを行いました。

 お正月らしい活気あふれる浅草で、すっかり風物詩となった「新春浅草歌舞伎」の鏡開き。ひと目見ようと、朝早くから集まった皆さんの拍手に包まれて、昨年よりも多い12人の出演者たちが登場しました。その挨拶に先立ち、服部征夫台東区長から「江戸時代に猿若三座として賑わった、歌舞伎に縁の深い場所で、今年も歌舞伎をご堪能ください」という祝辞が寄せられました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 かけ声に応じながら、最初にマイクを持ったのは松也。出演者の世代が変わり、5年目を迎える今年は、「これまで以上に出演者全員で団結をしてとり組んできた」と、真摯な表情で語り、「皆でこの浅草歌舞伎を盛り上げる気持ちを高め合おうと、それぞれがいろいろな演目に出て大活躍をしています。支え合いながら切磋琢磨し、平成最後の浅草歌舞伎を最高の形で締めくくりたい」と、力強く抱負を述べました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 松也の言葉を受け、「皆がお互いの演目に出演し合い、それぞれ手を抜くことなく、すべての演目を勤めていけることがうれしい」と、年長組らしく、公演への思いを明かした歌昇。さらに「私事ですが、昨年の暮れに二人目の子どもが誕生したので、父親として誇りに思ってもらえるような役者になりたい」と志を掲げると、周囲から祝福の拍手が起こりました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 「寒い中、お集まりいただきありがとうございます」と切り出したのは巳之助です。チラシやポスターに書かれた「平成最後の幕が、いま上がる―」というキャッチコピーについて、「実際に舞台で使う定式幕は上がりません」と、冗談めかして語りながら、「この浅草歌舞伎をもって、平成最後の幕が開く2019年を盛り上げていきたい」と、熱意を表しました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 新悟は、「第1部では激しい立廻りも。出演者が誰一人欠けることのないように、1カ月間無事勤めるのがテーマ」と述べつつ、「そのなかでも、加減するのではなく、若さあふれるエネルギッシュな舞台をお届けしたい」と意気込みました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 きりりとした表情で新年の挨拶を述べた種之助は、「平成最後の浅草歌舞伎。まだまだ若手ですが、今日より明日の精神をもって、毎日が初日のつもりで、千穐楽まで駆け抜けたい」と、向上心あふれる言葉を述べました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 寒さに震える仲間の背中をさすっていた隼人。「新春浅草歌舞伎」へは、これが8回目の出演となります。「皆、3本、4本と多くの演目に出演している。汗を流しながら一所懸命勤めたい」と、気合を込めていました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 橋之助からは、「3年ぶりに、浅草歌舞伎へお兄さん方とこうして出させていただけることがうれしいです。1カ月全力で勤めたい」と、襲名後初の参加となる公演への熱意が伝わってきました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 同じく3年ぶりの「新春浅草歌舞伎」出演となる鶴松は、「尊敬する先輩方と、浅草で新春を迎えさせていただくことが、本当にありがたく思っています。必死に頑張ります」と、意欲を見せました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 梅丸は、「7年連続で出演させていただき、さらに今年は初めて4役も、大きな役を勤めさせていただきます。大好きなお兄さんたちと一緒に舞台に出られることを楽しみながら頑張りたいです」と、緊張とやる気をにじませました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 続いて、5年連続の出演となる歌女之丞は、「錦之助さん、桂三さん、そして若い方たちとご一緒に、舞台を勤めます」と挨拶。「どうぞご支援のほど、お願い申し上げます」と、お集まりの皆さんに呼びかけました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 桂三は、「早起きは苦手だけれども、今日は皆さんがお集まりくださるということで起きてきた」と笑顔。「すでに誰かのファンでいらっしゃる方が多いと思うが、できれば熱狂的なファンになって、その人のお芝居を月に何回も見に来てほしい」とアピールしました。

 

「新春浅草歌舞伎」鏡開きで迎えた初日

 最後にマイクを握ったのは、年男だという錦之助。「若手に交じって頑張りたい。皆さんには、ぜひご友人への呼びかけ、拡散をしていただき、毎日大入りになるようよろしくお願いします」。締めくくりの、「皆さん、頑張りましょう!」という大きなひと声に一同が歓声と拍手で応じ、一座の団結と勢いが感じられる挨拶となりました。

 

 全員で行われた鏡開きでは、「1、2、3、よいしょ」のかけ声で、見事に酒樽のふたが開きました。出演者からの振る舞い酒を待つ皆さんの列が途切れることなく続き、今年で40年目を迎える、記念すべき「新春浅草歌舞伎」の初日が華やかに幕を開けました。

 

 なお、本日のイベントの様子は、4日(金)18:00以降、ニコニコ動画「歌舞伎チャンネル」で、ダイジェスト版をご覧いただけます(予定)。

 浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」は26日(土)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

 

 

「新春浅草歌舞伎」公式サイトはこちら

ニコニコ動画「歌舞伎チャンネル」

2019年01月02日

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