6月2日（木）から始まる歌舞伎座「六月大歌舞伎」第一部の特別ビジュアルが公開されました。

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　『車引』は、運命に翻弄され、敵味方に分かれた三つ子の舎人の争いを描いた名場面。歌舞伎三大名作『菅原伝授手習鑑』のなかでも特に様式美あふれる華やかな場面で、豪快な荒事の魅力が凝縮されたひと幕です。今回公開された特別ビジュアルでは、坂東巳之助演じる梅王丸、中村壱太郎演じる桜丸、そして尾上松緑演じる松王丸が力強く並び、まさに一触即発。三人が勇ましく浮かび上がり、衣裳の美しさも目を引きます。

　『猪八戒』は、歌舞伎座の本興行では初演以来、実に95年ぶりの上演となる澤瀉屋ゆかりの舞踊劇。前半では、童女になりすました猿之助の猪八戒が、酒に酔ってコミカルでどこかとぼけた様子の振りを見せていきます。一転、後半では個性豊かな登場人物たちと激しくスピーディーな立廻りを披露。特別ビジュアルでは、そんな鋭さを感じる猪八戒をとらえました。

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　第一部の『車引』と『猪八戒』が一枚に凝縮された、心躍る特別ビジュアルに、ぜひご注目ください。歌舞伎座「六月大歌舞伎」は6月2日（木）から27日（月）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。

※「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です