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松竹大谷図書館、戦前の歌舞伎座筋書をデジタルアーカイブで公開

松竹大谷図書館、戦前の歌舞伎座筋書をデジタルアーカイブで公開

 芝居番付検索閲覧システム サムネイル画像(明治24《1891》年1月歌舞伎座筋書)
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 7月1日(金)、公益財団法人松竹大谷図書館が所蔵する歌舞伎座の戦前までの筋書(劇場プログラム)を、Web上で閲覧できるデジタルアーカイブが公開されました。

 歌舞伎やその他の演劇、映画の資料を多く所蔵する松竹大谷図書館では、令和2(2020)年度のクラウドファンディングで、明治22(1889)年に初開場した歌舞伎座の戦前までの筋書約1180冊のデジタル撮影と保存のための資金調達プロジェクトを実施しました。このたび、松竹大谷図書館公式サイト内のデジタルアーカイブ「芝居番付検索閲覧システム」で公開がスタートし、明治・大正期より戦前までの歌舞伎座筋書をWeb上で検索・閲覧することができるようになりました。詳しいご利用法については、こちらをご参照ください。

 

松竹大谷図書館、戦前の歌舞伎座筋書をデジタルアーカイブで公開

 歌舞伎座明治45(1912)年4月興行

(左)絵本番付表紙、(右)筋書表紙

 「芝居番付検索閲覧システム」ではこれまで、松竹大谷図書館所蔵の芝居番付(ポスターやチラシにあたる資料)をデジタル化し公開していましたが、今回、筋書や絵本番付(演目の挿絵と配役が掲載された木版刷の番付)が加わったことで、歌舞伎座開場当時から戦前までの番付全種類をWebで一覧できるようになり、より充実したデータベースになりました。

 

 劇場からのお知らせのほか、化粧品などさまざまな広告が掲載され、出版当時の社会や世相を反映した生活文化を物語る資料でもある筋書。ご利用ガイドをご参照のうえ、ぜひ貴重な資料の閲覧をお試しください。

 

  

公益財団法人松竹大谷図書館

2022/07/01