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歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」『新・陰陽師』猿之助が公演成功祈願

歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」『新・陰陽師』猿之助が公演成功祈願

 絵馬を奉納する猿之助

 2023年4月2日(日)から始まる歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」『新・陰陽師』に出演の市川猿之助が、成功祈願と絵馬奉納を行いました。

 歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」昼の部では、夢枕獏が描いた伝奇小説「陰陽師」を原作に、歌舞伎ならではの演出や工夫が凝らされた、壮大なスケールでお届けする注目の新作『新・陰陽師』を上演します。平成25(2013)年に、新開場した歌舞伎座で初めての新作歌舞伎として上演された『陰陽師』から10年。このたび、猿之助の脚本・演出のもと、次代を担う花形俳優が顔をそろえ、新たな「陰陽師」の世界が誕生します。

 

歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」『新・陰陽師』猿之助が公演成功祈願

晴明神社に駆けつけた右近と鷹之資

 公演を前に、本作で脚本・演出、そして蘆屋道満役を勤める猿之助が、安倍晴明を祀る晴明神社(京都市上京区晴明町)で成功祈願を行い、出演者(猿之助、坂東巳之助、中村壱太郎、尾上右近、中村隼人、中村児太郎、中村福之助、中村鷹之資、市川染五郎)が書いた絵馬を代表して奉納しました。当日は、南座「三月花形歌舞伎」に出演中の右近、鷹之資も駆けつけました。

 

 猿之助は、「公演が成功するように座中一丸となって、良いものをつくり上げ、初日が開いてからも努力していくことを晴明様にお誓い申し上げました。絵馬に書いた言葉は“神恩感謝”。4月にこうして公演をやらせていただけるということがありがたい」と、感謝の気持ちを述べ、気を引き締めました。「同じ夢枕獏先生の原作をもとにしていますが、前回の公演から10年経ってリニューアルという意味も込めて、今回は古典歌舞伎の形式でお届けします。若手それぞれに見せ場をつくりますので、普段彼らがいかに古典歌舞伎を学んできたかということの成果をお見せいたします」と、後輩たちの活躍にも期待を寄せました。 

 

 
歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」猿之助が公演成功祈願

 成功祈願の様子

 

歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」『新・陰陽師』猿之助が公演成功祈願

 晴明神社を参拝した隼人

 また、安倍晴明役を勤める中村隼人も、自身が出演する公演の合間を縫って晴明神社を参拝し、役への思いを強めました。

 歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」は4月2日(日)から27日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

 

2023/03/22