2023年5月2日（火）から開幕する歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部『梅雨小袖昔八丈』の特別ポスターが公開されました。

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　夜の部の切には、今年没後130年を迎えた河竹黙阿弥の代表作『梅雨小袖昔八丈』を上演。江戸の下町情緒を鮮やかに伝える名作で、尾上菊之助が髪結新三を勤めます。

　新三は、店をもたない出張専門の髪結職人。出入りしている木材問屋・白子屋の店先で、ある話を盗み聞きしたことから、悪巧みを思いつきます…。このたび公開されたポスターは、菊之助勤める新三が、店先でそっと立ち聞きするひと場面からその佇まいに滲み出る粋な悪党の魅力が印象的な1枚です。「梅雨小袖」というタイトルの通り初鰹の売り声など初夏の季節感にあふれ、江戸の市井の人々の生き生きとした姿が描かれます。

　ちょうど今から150年前の明治6（1873）年に五世尾上菊五郎が初演。音羽屋所縁の演目として受け継がれている世話物の傑作にご期待ください。

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　こちらの特別ポスターは、歌舞伎座ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」は5月2日（火）から27日（土）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。