2024年9月1日（日）に開幕する歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」昼の部『摂州合邦辻』の特別ビジュアルが公開されました。

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　昼の部で上演されるのは、初世中村吉右衛門が合邦道心をたびたび演じてきた「秀山祭」にゆかりある『摂州合邦辻』。合邦道心の娘・玉手御前は、後妻に入った高安家で、継子の俊徳丸に邪（よこしま）な恋心を抱き、逃げ出した俊徳丸の後を追って行きます。娘の浅ましい姿を見かねた合邦は、堪らず玉手を手にかけますが…。うら若き母親の義理の息子への邪な恋の真実を描くみどころにあふれる義太夫狂言の名作です。

　このたび公開された特別ビジュアルは、尾上菊之助演じる玉手御前、中村歌六演じる合邦道心の姿がほのかに光差す暗闇のなかに静かに浮かび上がります。俊徳丸に道ならぬ恋をしかけ後を追う妖艶な美しさをたたえた玉手、そして娘を愛おしく思いながらも邪恋を許せずに苦悩する合邦。玉手の胸の内に秘された深い思いを丹念に写し出す、濃厚な味わいに満ちたひとときをぜひ劇場でご堪能ください。

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　こちらの特別ビジュアルは、歌舞伎座ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」は9月1日（日）から25日（水）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。