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芝のぶ、笑野「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話」出演のお知らせ

芝のぶ、笑野「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話」出演のお知らせ

 11月19日(日)、歌舞伎座ギャラリーで開催される「ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話(かぶきやわ)」に、中村芝のぶ、市川笑野が出演します。

 品のよさと美しさとを兼ね備えた女方二人が、歌舞伎夜話に初登場です。

 

 芝のぶは、国立劇場第九期歌舞伎俳優研修を修了したのち昭和63(1988)年に本名で初舞台を踏み、その後七世芝翫に入門し、中村芝のぶを名のります。平成12(2000)年に名題昇進。可憐という言葉が似合うそのたたずまいで、国立劇場の歌舞伎鑑賞教室で演じた『野崎村』のお染などの娘方が印象的です。品格を求められる時代物の役から個性的な新作の役まで真摯に向き合い、その実力が評価され、俳優協会賞など数々の賞を受賞してきました。

 

 近年では、舞台を支える重要な役を演じることが多くなった芝のぶ。今年8月には『野田版 桜の森の満開の下』でエナコとヘンナコという大役にも挑みました。磨いてきた実力で、襲名を迎えた当代芝翫や、若手俳優としてめきめきと力をつけてきた児太郎を盛り立てていく、成駒屋一門の女方として大事な役割を担っています。

 幼い頃から日本舞踊に親しんできた笑野は、平成9(1997)年に三代目猿之助(猿翁)に入門、同年7月歌舞伎座で市川笑野を名のって初舞台を踏みました。同25(2013)年に名題昇進。澤瀉屋の女方として着実に修業を積んでいます。同19(2007)年から故郷の岡谷市で舞踊会を開催、同26(2014)年に観光大使を委嘱され、歌舞伎のみならず地元文化の普及に貢献するなど活動の幅を広げています。

 

 得意な舞踊にさらに磨きをかけるとともに、時代物の腰元や、世話物の女房、芸者役などで確かな存在感を見せるようになってきました。10月・11月は新橋演舞場の『ワンピース』で村娘マーガレット、ニューカマーのレイコ役で出演するなど、澤瀉屋一門の脇を固める女方としてますますの活躍が期待されています。

 来年3月には舞踊会「第一回梅笑会」の開催も決まった芝のぶと笑野は、気の置けない間柄。成駒屋、澤瀉屋、それぞれ一門にとって大切な存在の二人を迎え、しっとり、華やかな、そして楽しいひとときとなりそうです。どうぞお見逃しのないよう、お早めにお申込みください。

 

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ギャラリーレクチャー 歌舞伎夜話

―中村芝のぶ 市川笑野―

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日時

2017年11月19日(日)18:30開演(18:15開場)

※約1時間30分を予定

 

 

場所

歌舞伎座ギャラリー

(GINZA KABUKIZA 歌舞伎座タワー5階)

 

 

入場料

全席指定:3,000円(税込)

 

2017年11月3日(金・祝)10:00発売

 

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※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。

 

 

お問い合わせ

歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)

 

 

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2017/10/19