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【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
「ライジングというオリジナル曲がCMに起用されて、非常にいいきっかけになった。でも、そういったオリジナルを作れば作るほど、民謡の難しさを感じます」という健一さん。
CMをきっかけに、メディアからの注目が一気に高まった。ロックのようなスピード感のある 激しいオリジナル曲に、それまで津軽三味線に縁のなかった若者たちも惹き付けられた。世間から求められるものが変わった。ポップスやロックの曲を、三味線で演奏して欲しい、と求められたこともあった。
「演奏はできます。ポップスでも、ロックでもね。でも、三味線の良さがまったく出てこない。僕らの曲はあくまで民謡がベースです。三味線だから出来る、三味線を生かすことをしていきたい」。
津軽三味線はパーカッション的な要素が非常に強い楽器だ。二人は声を揃えて「こんな楽器は無い。優しくも激しくも、叩いて鳴らすこともできる」と言う。 5歳で三味線を習い始めてから、自分たちで作曲を始めるまでは、10年以上民謡ばかり弾いていた。作曲をするようになった今、改めて古い民謡の素晴らしさを感じるという。代表的な民謡である「津軽じょんがら節」は、やればやるほど難しい。だから昔ながらの民謡も、斬新なオリジナルも大切にするのだという。
「オリジナルも昔ながらの民謡もどちらも大切。三味線だけで、自分達の新しい経験を映しながら、昔ながらの民謡の世界に落としこんでいく。近くて遠いことだけど、二人だけでどこまでできるか。いつも考えています。そして出来るだけ、多くの人に生の音を聞いてもらいたい」。
初のライブ・アルバム「吉田兄弟全国ツアー2006飛翔 実況完全録音盤」を4月18日リリース。 コンサートツアー2007「三味線だけの世界」(?11月)
二人は年間70本以上のツアーで日本全国、そして海外を飛び回る。生の音にこだわって、500?1000人規模のホールでの開催だ。聞いてくれる人たちに、二人にしか出せない『三味線だけの世界』を感じて欲しい。 年令や国を問わず、より多くの人々に受け取って欲しい。そんな強い意志を持って旅を続けている。
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