検索
メニュー
閉じる
過去の公演情報から現在の公演情報、ニュース、読み物コンテンツを検索することができます
検索する
【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
「伝統という言葉は実はあまり好きではありません。『硬直化した過去のもの』というイメージで見られやすいからです。しかし、時を経て現代に残っているものは、既に取捨選択されてきたもの。残るべくして残っているのだと思います」。
長い歴史が、たくさんの文化を淘汰してきた。利休の時代からはだいぶ違うものになったが、受け継がれてきた茶の湯という文化の本質的なものを深く追究し、理解する。そして現代の生活様式に合わせて新しいものへ。保身に走らない。それが茶人、千宗屋の伝統に関する考え方だ。
「伝統の本来の意味は『伝燈』です。『燈』は燈明の炎。受け継がれていく核の『燈』の部分は、固定されたものではありません。火を消さずに伝えるため、常に新しい油を注ぎ、燈芯を変えて『燈』を守ってきたのです。
古くからのものに触れると、人は感動します。しかし、伝えるためには感動だけではなく、共感が必要です。現代の生活の中で『自分たちもやってみよう』と共感してもらい、そこからさらに生まれる感動。それが、今後の茶の湯の理想形なのです」
1 2 3 4
書道家・武田双雲。繊細な線もダイナミックで雄弁な線も、思いのままに操り、書で人々に感動を与え、魅了し続ける理由。それはその人柄にあった。
友禅作家・中野スズミさんの作品は、本物志向だが着物のルールに縛られすぎず、自分らしいきもの姿を追及する女性たちの心を虜にしている。
茶道具への「見立て」や「目利き」ぶりが、「千利休の再来」と評されることもある、若き茶人・千宗屋。柔らかな物腰とは対照的に持つ、確固たる信念。
大衆芸術である民芸を現代アートに進化させた福井利佐の切り絵の世界をのぞいてみた。
戦後最年少で真打に昇進し注目を浴びてから今日まで、世間の注目を集めてきた落語家・柳家花緑
津軽三味線一つで、それまで長く続いていた伝統の民謡文化を覆した吉田兄弟。