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松竹大歌舞伎 西コース

平成30年度

(公社)全国公立文化施設協会主催

西コース

松竹大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2018年8月31日(金)~9月25日(火)


当公演は終了いたしました。

劇場:巡業

上演時間

  • 義経千本桜
    道行初音旅

  • 幕間 30分
  • 義経千本桜
    川連法眼館

※8月30日時点での予定。幕間を含む上演時間は2時間35分。
※上演時間は変更になる可能性があります。

日程詳細

2018年8月

2018年9月

演目と配役

義経千本桜

一、道行初音旅(みちゆきはつねのたび)
佐藤忠信実は源九郎狐
静御前
逸見藤太
片岡 愛之助
中村 壱太郎
市川

義経千本桜

二、川連法眼館(かわつらほうげんやかた)
佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐
静御前
亀井六郎
川連法眼
法眼妻飛鳥
駿河次郎
源義経
片岡 愛之助
中村 壱太郎
市川
中村 寿治郎
上村
中村
市川 門之助

みどころ

  義経千本桜

一、道行初音旅(みちゆきはつねたび)

 桜満開の吉野山へやって来たのは源義経の愛妾、静御前。源平合戦後、兄、源頼朝の不興を招き、都を追われた義経一行は、静御前と伏見稲荷で別れた後、吉野の山中に身を寄せていた。その噂を聞いた静御前は、義経の忠臣・佐藤忠信を伴い、恋しい義経の後を追ってきたのだった。
 旅の道中、静御前は忠信の姿を見失ってしまうが、義経から形見として預かった初音の鼓を打つと忠信は再び姿を現す。そして二人は、屋島の合戦で命を落とした忠信の兄を思い出し、次第に涙に暮れる。と、そこへ頼朝側の追っ手の逸見藤太が家来を引き連れてきて…。

 花盛りの吉野山を背景に、静御前と忠信の道行が艶やかな舞踊で表現される華やかな一幕をお楽しみください。

  義経千本桜

二、川連法眼館(かわつらほうげんやかた)

 吉野の山中にある川連法眼の館では源義経がかくまわれていた。川連法眼は、頼朝方に露見し、義経の身柄を差し出すよう迫られていたが、妻飛鳥に義経を守り抜く覚悟であることを打ち明ける。
 そこへ、義経の忠臣・佐藤忠信が訪ねてくる。義経は伏見稲荷で預けた静御前のことを尋ねるが、忠信は覚えのない様子。まもなく静御前も現れるが、一緒に来た忠信とは違うようである。義経は詮議を命じ、静御前は初音の鼓を打つ。すると、もう一人の忠信が忽然と姿を現す。実は、この忠信、初音の鼓の皮を親とする狐の子。親を慕う子狐は、忠信に姿を変えて、静御前と鼓を守ってきたのだった。その孝心に心打たれた義経は、子狐に初音の鼓を与える。すると、子狐は喜び…。

 通称「四の切」と呼ばれるこの場面。狐忠信がその正体を顕す場で、「狐詞」と呼ばれる独特なせりふ廻しや、「毛縫い」と呼ばれる狐衣裳への鮮やかな早替りが眼目です。親子の情愛や狐と人間との慈愛を描いた心温まる物語をご覧ください。

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