公演情報詳細
令和5年度(公社)全国公立文化施設協会主催西コース | ||
松竹大歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2023年8月31日(木)~9月24日(日)
劇場:巡業
日程詳細
2023年8月
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日(曜日)
開演
時間会 場
チケット
Web松竹お問い合わせ先
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31(木)
2023年9月
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日(曜日)
開演
時間会 場
チケット
Web松竹お問い合わせ先
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1(金)
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3(日)
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5(火)
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6(水)
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7(木)
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9(土)
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10(日)
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11(月)
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12(火)
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14(木)
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15(金)
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16(土)
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18(月)
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20(水)
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21(木)
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24(日)
演目と配役
渡辺霞亭 作
一、玩辞楼十二曲の内 土屋主税(つちやちから)
土屋主税 大高源吾 お園 西川頼母 晋其角 | 中村 鴈治郎 中村 亀鶴 上村 吉太朗 中村 寿治郎 嵐 橘三郎 |
二、汐汲(しおくみ)
蜑女苅藻 此兵衛 | 上村 吉弥 中村 亀鶴 |
みどころ
一、玩辞楼十二曲の内 土屋主税(つちやちから)
赤穂浪士の一人である大高源吾が、西国の大名家へ仕官することが決まったと俳諧師の其角の家に別れの挨拶にやって来ます。其角は餞別として「年の瀬や水の流れも人の身も」という句を贈り、源吾はそれに「あした待たるるその宝船」と附け句をしてその場を立ち去ります。其角は、源吾が附けた下句は仕官を喜んだ句であると考え、亡君への恩を忘れたのかと源吾の変節に立腹しますが、この一件を聞いた土屋主税は、討ち入りを暗示した句であると読み解きます。やがて隣家の吉良邸内から刃を交える音が聞こえてくると、主税は喜び、要所に高張提灯を灯させて、陰ながら浪士たちを援助するのでした。
明治40(1907)年10月に大阪の角座で初演された、渡辺霞亭作の忠臣蔵の外伝物。俳諧を巧みに織り交ぜながら、討ち入りを待ち望む主税の心情を描いた、上方歌舞伎の代表的な名跡である中村鴈治郎家のお家芸「玩辞楼十二曲」の一つに数えられる名作です。
二、汐汲(しおくみ)
時は平安時代。帝の逆鱗に触れ、須磨に流された在原行平は、松風と村雨という姉妹の蜑女を寵愛し、帝に罪を赦され都へ戻る際に自らの烏帽子と狩衣を形見として与えました。その浜辺にやって来た蜑女の苅藻は、汐汲桶に映る月影に、会うことのかなわない恋人への思いを馳せて舞を舞い始めます。そこへ、苅藻に思いを寄せる漁師の此兵衛が現れますが、苅藻は此兵衛をあしらいながら去っていくのでした。
女方の舞踊のなかでも屈指の人気曲の一つであるこの作品は、在原行平が土地の蜑女と歌を交わしたという説話を基に、「古今和歌集」の行平が詠んだ短歌などが影響を及ぼして生まれた謡曲の「松風」が題材になっています。松風は幽玄能のなかでも屈指の名作で、歌舞伎や浄瑠璃に大きな影響を与え、それらの作品の素材ともなりました。今回の『汐汲』もその一つで、苅藻の悲しくもまた初心な恋心や、此兵衛との駆け引きを舞踊仕立てで描き出しています。古風な情緒あふれる歌舞伎舞踊をじっくりとお楽しみください。
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