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平成中村座 小倉城公演

小倉城天守閣再建60周年

平成中村座 小倉城公演

当公演は終了いたしました。

2019年11月1日(金)~26日(火)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後3時45分~

劇場:平成中村座

料金(税込)

  • お大尽席(2階特別席)36,000円
  • 松席 (1階平場席)16,000円
  • 竹席 (1、2階長椅子席)16,000円
  • 梅席 (2階長椅子席)13,500円
  • 桜席 (2階長椅子席)12,000円

上演時間

  • 神霊矢口渡

  • 幕間 30分
  • お祭り

  • 幕間 20分
  • 恋飛脚大和往来
    封印切

  • 小笠原騒動
    序幕・二幕目

  • 幕間 25分
  • 小笠原騒動
    三幕目

  • 幕間 20分
  • 小笠原騒動
    四幕目・大詰

※11月1日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

日程詳細

2019年11月

12
昼の部夜の部11:0015:4511:0015:45
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昼の部夜の部11:0015:4511:0015:4511:00-11:0015:4511:0015:4511:0015:4511:0015:45
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昼の部夜の部11:0015:4511:00-11:0015:45

2019年11月

昼の部 夜の部
1
(金)
11:00 15:45
2
(土)
11:00 15:45
3
(日)
11:00 15:45
4
(月)
11:00 15:45
5
(火)
11:00 -
6
(水)
11:00 15:45
7
(木)
11:00 15:45
8
(金)
11:00 15:45
9
(土)
11:00 15:45
10
(日)
11:00 15:45
11
(月)
11:00 -
12
(火)
- 15:45
13
(水)
11:00 15:45
14
(木)
11:00 15:45
15
(金)
11:00 15:45
16
(土)
11:00 15:45
17
(日)
11:00 15:45
18
(月)
11:00 -
19
(火)
11:00 15:45
20
(水)
11:00 15:45
21
(木)
11:00 15:45
22
(金)
11:00 15:45
23
(土)
11:00 15:45
24
(日)
11:00 15:45
25
(月)
11:00 -
26
(火)
11:00 15:45

演目と配役

昼の部

福内鬼外 作

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
娘お舟
新田義峯/新田義興の霊
傾城うてな
渡し守頓兵衛
七之助
橋之助

彌十郎
二、お祭り(おまつり)
鳶頭
若い者
勘九郎
虎之介
三、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)

封印切

亀屋忠兵衛
傾城梅川
井筒屋おえん
槌屋治右衛門
丹波屋八右衛門

七之助
歌女之丞
片岡亀蔵
勘九郎

夜の部

勝 諺蔵 作


大西利夫 脚色


奈河彰輔 補綴・演出


今井豊茂 補綴

小笠原諸礼忠孝(おがさわらしょれいのおくのて)

  通し狂言 小笠原騒動(おがさわらそうどう)
岡田良助/犬神兵部
小笠原隼人/奴菊平
お大の方/良助女房おかの
飛脚小平次
小平次女房お早
隼人妹小萩/林数馬
良助母お浦
小笠原豊前守
小笠原遠江守
勘九郎

七之助
橋之助
虎之介

歌女之丞
片岡亀蔵
彌十郎


みどころ

昼の部

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)

 渡し守頓兵衛は強欲だが、娘お舟は可憐で器量よし。多摩川の矢口渡に近い頓兵衛宅に宿を乞う恋人連れの新田義峯に、お舟は一目ぼれ。義峯の捕縛を企てる父。命がけで助ける娘。対照的な父娘だ。お舟は女方の大役。太鼓を打つ場もみどころ。頓兵衛は蜘手蛸足など珍しい演技を見せる。エレキテルで有名な平賀源内が、福内鬼外の筆名で書いた江戸狂言の傑作。

二、お祭り(おまつり)

 天下祭と呼ばれた山王祭。鳶頭は江戸城に繰り込む山車の先導を終え、ほろ酔い気分。大山参りした折のおのろけや狐拳の遊びなどを思い出し、最後は若い者との所作ダテを見せる。いなせな鳶頭は、いい男の象徴。清元節による華やかな舞踊だ。

三、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)

 他人の金を預かる飛脚業。金の封印を切れば死罪だ。飛脚問屋の忠兵衛は梅川の身請け金に困る。梅川らの前で、ライバルの八右衛門に金のない奴だと悪口され、忠兵衛は我慢ならず、武家屋敷に届ける300両の金の封印を切ってしまう。忠兵衛は愛嬌と滑稽さを見せる二枚目役。八右衛門とのやりとりが芝居を盛り上げる。原作は近松門左衛門『冥土の飛脚』で、和事の人気作だ。

夜の部

一、通し狂言小笠原騒動(おがさわらそうどう)

 『通し狂言小笠原騒動』は、九州の小倉藩のお家騒動と当地に伝わる白狐の昔話をもとにした芝居だ。江戸時代、大名は藩内の自治権をもち、家中のいざこざも秘密のベールに包まれていた。それだけに人々の強い関心を呼んだ。物語は小倉藩主の小笠原豊前守の狐狩りに始まる。側室お大の方と怪しい関係の執権犬神兵部はお家乗っ取りを企んでいる。それに対抗し、苦悩する小笠原隼人、重臣月本主膳、旧臣の飛脚小平次と女房お早。岡田良助はお早から陰謀を記した密書を奪うが、家族の死を知って兵部の甘言から目が覚め、本心に戻る。密書、連判状は分家の小笠原遠江守に届き、悪は滅び、善は栄えるのか。勧善懲悪の物語はスピーディに展開する。狐の化身菊平の恩返し。密書の奪い合い。水車小屋での良助と小平次の激しい立廻り、水しぶきが客席に飛び散る本水のシーンもあれば、宙乗りも。醍醐味いっぱい、ケレン味たっぷりのスペクタクルな芝居だ。善心に立ち返る良助の古典味ある「モドリの演技」や、一人で2役を勤め、役柄の違いを見せる俳優の演技も見もの。明治14(1881)年、大阪道頓堀の劇場で上演された。「小笠原諸礼忠孝」の題名は、小笠原藩主が諸大名に礼儀作法を指南したことによる。

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