公演情報詳細

公演情報一括印刷

第五十回記念 吉例顔見世

料金(税込)

  • S席24,000円
  • A席20,000円
  • B席11,000円
  • C席6,000円

※未就学児のお子様はご入場いただけません。

上演時間

  • 狐と笛吹き

  • 幕間 30分
  • 双蝶々曲輪日記
    角力場・難波裏

  • 幕間 15分
  • 双蝶々曲輪日記
    引窓

  • 碁太平記白石噺
    新吉原揚屋の場

  • 幕間 30分
  • 新古演劇十種の内 身替座禅

  • 幕間 15分
  • 瞼の母

※10月1日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

日程詳細

2019年10月

2345
昼の部夜の部11:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:30
6789101112
昼の部夜の部11:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:30
13141516171819
昼の部夜の部11:0016:3011:0016:3011:0016:30貸切16:3011:0016:3011:0016:3011:0016:30
20212223242526
昼の部夜の部11:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:3011:0016:30

2019年10月

昼の部 夜の部
2
(水)
11:00 16:30
3
(木)
11:00 16:30
4
(金)
11:00 16:30
5
(土)
11:00 16:30
6
(日)
11:00 16:30
7
(月)
11:00 16:30
8
(火)
11:00 16:30
9
(水)
11:00 16:30
10
(木)
11:00 16:30
11
(金)
11:00 16:30
12
(土)
11:00 16:30
13
(日)
11:00 16:30
14
(月)
11:00 16:30
15
(火)
11:00 16:30
16
(水)
貸切 16:30
17
(木)
11:00 16:30
18
(金)
11:00 16:30
19
(土)
11:00 16:30
20
(日)
11:00 16:30
21
(月)
11:00 16:30
22
(火)
11:00 16:30
23
(水)
11:00 16:30
24
(木)
11:00 16:30
25
(金)
11:00 16:30
26
(土)
11:00 16:30

演目と配役

昼の部

北條秀司 作・演出


大場正昭 演出

「今昔物語」より

一、狐と笛吹き(きつねとふえふき)
春方
親友秀人
楽人照芳
楽人冬年
楽人夏雅

ともね

錦之助


吉之丞
歌女之丞
雀右衛門
二、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

角力場

難波裏


引窓

〈角力場〉
〈難波裏〉




〈引窓〉


山崎屋与五郎/放駒長吉
藤屋吾妻
茶亭金平
濡髪長五郎

南与兵衛後に南方十次兵衛
濡髪長五郎
平岡丹平
三原伝造
母お幸
お早


鴈治郎
壱太郎
寿治郎


仁左衛門


吉之丞

孝太郎

夜の部

一、碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
新吉原揚屋の場
傾城宮城野
宮城野妹信夫
大黒屋惣六
雀右衛門
孝太郎

岡村柿紅 作

二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
山蔭右京
太郎冠者
侍女千枝
同 小枝
奥方玉の井
仁左衛門
錦之助
吉太朗
千太郎
鴈治郎

長谷川伸 作


大場正昭 演出

三、瞼の母(まぶたのはは)
番場の忠太郎
素盲の金五郎
娘お登世
鳥羽田要助
金町の半次郎
板前善三郎
半次郎母おむら
水熊のおはま


壱太郎
吉之丞

松之助

秀太郎

みどころ

昼の部

一、狐と笛吹き(きつねとふえふき)

 最愛の妻まろやを失い悲嘆にくれる楽人、春方の前に、まろやに生き写しのともねが現れる。ともねは、まろやが春方に笛の道を極めることを願い、毎夜寄り添って琴を弾きに来てくれていると励ます。季節が移ろい、春方の館に、まろやの面影として仕えるともねの姿があった。春方が笛の名手として再起したことを喜ぶ一方、ともねは面影としてでなく、ともねとして愛されたいと心の内を明かす。春方は、夫婦になろうと申し出るが、ともねは受け入れず、かつて春方により命を救われた狐で、契りを交わせば死んでしまうと告げる。ある日、節会の笛師の選にもれ、気慰みに酩酊した春方は、愛するともねに契りを交わしたいと心の内を吐露し、死ぬなら一緒に死ぬと、ともねを抱き寄せる。夜が明け、春方は狐の遺骸を見つけ抱き上げると、琵琶湖へ向かって歩き出すのだった。

二、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

〈角力場〉 人気の大関、濡髪長五郎と素人あがりの力士、放駒長吉の立ち合いは、濡髪があっけなく土俵を割ってしまう。対戦後に濡髪は放駒を呼び出し、与五郎の恋人、吾妻の身請けを企んでいる平岡郷左衛門が放駒贔屓のため、身請けを諦めてもらう心づもりで勝負にわざと負けたと話す。それを知った放駒は悔しさに憤る。
〈難波裏〉 郷左衛門らは吾妻をだまして駕籠に乗せ難波裏へ連れて行く。追いついた濡髪は吾妻を救い出すが、誤って郷左衛門らを手にかけてしまう。濡髪は自ら切腹しようとするが、あとから来た放駒の意見を聞き入れ、母が住む八幡の郷へ落ち延びる。
〈引窓〉 暇乞いにやってきた濡髪を、実母お幸と嫁のお早は匿うことにする。そこへ亡父の名を継ぎ郷代官にとり立てられた義理の息子、与兵衛が、侍殺しの濡髪を捕えるため人相書を手に意気込んで帰ってくる。その様子を2階でうかがう濡髪の姿が手水鉢の水面に映り、ハッとする十次兵衛。それに気づいたお早は引窓を急いで閉める。お幸は、濡髪の前髪を剃り人相を変えようとするが、父譲りの頬のほくろを削るのは憚られ困っていると、十次兵衛が投げた金包みが頬にあたり、ほくろを削り落とす。その金は逃亡の手助けのために用意したもの。義理とはいえ兄の情に心うたれた濡髪は、自首をすると母を諭し、お幸も涙ながらに濡髪を引窓の縄で縛り、十次兵衛に引き渡す。しかし、十次兵衛は濡髪の縄を切る。すると引窓が開き差し込む月光を夜明けに見立て、朝が来れば捕縛は自分の役目ではないと濡髪を逃がすのだった。

夜の部

一、碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)

 姉を探して江戸に来た田舎娘、信夫は、危ないところを揚屋の主人大黒屋惣六に助けられる。連れて来られてきた廓の傾城、宮城野は奥州訛りの方言から妹と悟り、証拠のお守りを見せ再会を喜びあう。しかし、信夫から父が代官に殺されたうえに、母も病死したことを聞いた宮城野は悲しみのあまり癪を起こすが、浪人とはいえ武士の娘、姉妹で敵討ちを決意し、すぐに廓を抜け出そうとする。様子をうかがっていた惣六は、はやる二人に、曽我兄弟の敵討ちをたとえに後ろ盾を得るまで時期を待つように諭すと、年季証文と吉原大門の切手を渡す。惣六の情けある計らいに感謝する宮城野と信夫は、仇討へと出発するのだった。

二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)

 山蔭右京は奥方、玉の井に頭が上がらない。東国に下った際に出会った花子が都に来ていると言うので、右京は浮気相手に会いに行く口実に、屋敷にある持仏堂にこもり座禅をしたいと玉の井に願い出る。そして、右京は家来の太郎冠者に、自分の身替りに頭から衾(ふすま)を被り座禅をするように命じ、花子のもとへ向かう。しばらくして持仏堂に見舞いに来た玉の井に、太郎冠者は衾をはぎ取られ正体がばれてしまう。玉の井は太郎冠者を装い衾を被り夫の帰りを待つ。夜も更け、うかうかと帰って来た右京は、花子との逢瀬の一部始終を語る。苦しい思いをさせたと衾を取るとそこには、恐ろしい形相の玉の井が。右京はその場を言い逃れも出来ずに、玉の井に追いかけられるのだった。

三、瞼の母(まぶたのはは)

 博徒の番場の忠太郎は、弟分の半次郎の家で、息子を必死に守ろうとする母と妹に心打たれる。5歳で母に生き別れて以来、母親への強い思慕の念を抱き続け、母を探しに江戸へ向かう。忠太郎は、道で助けた夜鷹から聞いた話のなかから柳橋の料理茶屋、水熊の女将、おはまを訪ねる。おはまは、忠太郎を息子と確信するが、娘お登世に迷惑をかけまいと冷たく突き放す。忠太郎は再会したときのために貯めた金100両を差し出すが、おはまは母と名のらない。優しい母の面影を自ら消してしまった悲しみにくれ、その場を去る忠太郎。すれ違いに戻ったお登世は兄を思いやり、おはまを説き伏せる。おはまとお登世は必死に忠太郎の名前を呼び追いかけるが、忠太郎は物陰に隠れて呼び声に耳をふさぐばかり。母と妹の姿を見送ると、瞼の奥に焼きついた母への思いを胸に旅立つのだった。

続きを読む

その他 公演詳細
公演チラシアーカイブ