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平成中村座姫路城公演

姫路城世界遺産登録30周年記念

平成中村座姫路城公演

当公演は終了いたしました。

2023年5月3日(水・祝)~27日(土)

第一部 12時~
第二部 16時~
※開場は各開演の45分前を予定
【休演】10日(水)、18日(木)、23日(火)第二部

劇場:平成中村座

料金(税込)

  • 松席(1階平場席)15,500円
  • 竹席(1・2階長椅子席)15,500円
  • 梅席(2階長椅子席)13,500円
  • 桜席(2階長椅子席)11,000円
  • お大尽席(2階特別席)36,000円

※3歳以下膝上無料、ただしお席が必要な場合は有料

上演時間

  • 播州皿屋敷

  • 幕間 30分
  • 鰯賣戀曳網

  • 棒しばり

  • 幕間 30分
  • 天守物語

※5月2日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

日程詳細

2023年5月

3456
第一部第二部12:0016:0012:0016:0012:0016:0012:0016:00
78910111213
第一部第二部12:0016:0012:0016:0012:0016:00--12:0016:0012:0016:0012:00貸切
14151617181920
第一部第二部12:0016:0012:0016:00貸切16:0012:0016:00--12:0016:0012:0016:00
21222324252627
第一部第二部12:0016:0012:0016:0012:00-貸切16:0012:0016:0012:0016:0012:0016:00

2023年5月

第一部 第二部
3
(水)
12:00 16:00
4
(木)
12:00 16:00
5
(金)
12:00 16:00
6
(土)
12:00 16:00
7
(日)
12:00 16:00
8
(月)
12:00 16:00
9
(火)
12:00 16:00
10
(水)
- -
11
(木)
12:00 16:00
12
(金)
12:00 16:00
13
(土)
12:00 貸切
14
(日)
12:00 16:00
15
(月)
12:00 16:00
16
(火)
貸切 16:00
17
(水)
12:00 16:00
18
(木)
- -
19
(金)
12:00 16:00
20
(土)
12:00 16:00
21
(日)
12:00 16:00
22
(月)
12:00 16:00
23
(火)
12:00 -
24
(水)
貸切 16:00
25
(木)
12:00 16:00
26
(金)
12:00 16:00
27
(土)
12:00 16:00

演目と配役

第一部

浅田一鳥 原作

一、播州皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)
浅山鉄山
腰元お菊
岩渕忠太
橋之助
虎之介
片岡亀蔵

三島由紀夫 作


二世藤間勘祖 演出・振付

二、鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)
鰯賣猿源氏
傾城蛍火
博労六郎左衛門
傾城薄雲
亭主
海老名なあみだぶつ
勘九郎
七之助
橋之助

片岡亀蔵

第二部

岡村柿紅 作

一、棒しばり(ぼうしばり)
次郎冠者
太郎冠者
曽根松兵衛
勘九郎
橋之助

泉 鏡花 作


坂東玉三郎 演出

二、天守物語(てんしゅものがたり)
天守夫人富姫
姫川図書之助
朱の盤坊
亀姫
小田原修理
舌長姥/近江之丞桃六



七之助
虎之介
橋之助

片岡亀蔵
勘九郎

みどころ

第一部

一、播州皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)

 細川巴之介家の家老浅山鉄山は、天下を狙う山名宗全と通じ、邪魔になる巴之介暗殺を企てます。将軍家に献上する唐絵の皿10枚を届けに来た腰元お菊に、横恋慕していた鉄山が言い寄りますが、お菊にきっぱりとはねつけられます。悪事を知られたうえに恋もかなわぬ恨みから、鉄山は皿を1枚盗んでお菊に罪を着せます。
 ご当地、姫路城にまつわる有名な「皿屋敷伝説」を素材にした作品ですが、戦後の上演回数は少なく、非常に珍しい演目です。
 悪事を知られた浅山鉄山が、お菊に無実の罪を着せて惨殺する嗜虐美がみどころの、大時代な怪談劇をお楽しみください。

二、鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)

 鰯賣の猿源氏は五條橋で見かけた傾城蛍火に一目惚れ。恋の病にかかり自慢の売り声にも力が入りません。そこで猿源氏の父・海老名なあみだぶつは猿源氏を大名に仕立てて蛍火のいる揚屋へ向かうことを提案します。
 恋焦がれる蛍火を目の前に夢見心地で盃を交わす猿源氏でしたが、酔いつぶれて蛍火の膝の上で寝入ってしまいます。そして、寝言で「伊勢の国に阿漕ヶ浦の猿源氏が鰯買うえい」と自慢の売り声を上げてしまい、それを聞いた蛍火は猿源氏の正体を問い詰めますが…。古風でおおらかな味わいのある作品です。

第二部

一、棒しばり(ぼうしばり)

 次郎冠者と太郎冠者は無類の酒好き。ある日、主人の曽根松兵衛は外出中に酒を盗み飲まれないよう一計を案じ、次郎冠者の両手を棒に、太郎冠者を後ろ手に縛りつけて外出します。飲めぬとわかるとますます酒が飲みたい二人は、協力して酒を酌み交わし始めます。そうして二人がほろ酔い気分で踊り出したところへ、松兵衛が帰ってきて…。
 狂言を題材とした、おかしみにあふれる松羽目物の舞踊。両手が使えず、自由が利かないなかでも存分に踊って見せるところがみどころです。明るい雰囲気のなか、巧みな技がふんだんに盛り込まれた舞台をお楽しみください。

二、天守物語(てんしゅものがたり)

 播磨国姫路にある白鷺城。この城の天守閣の最上階は、人間たちが近づくことのない、美しい異形の者たちが暮らす別世界。この世界の主こそ、美しく気高い富姫です。そこへ富姫を姉と慕う亀姫が訪れ、久しぶりの再会を喜ぶ富姫は、亀姫に土産として白鷺城の城主である武田播磨守自慢の白い鷹を与えます。
 その夜、天守閣に播磨守に仕える姫川図書之助が鷹を探しに現れました。富姫は、凛とした図書之助の応対に、命を奪うべきところを無事に帰しますが、図書之助は天守を降りる途中で燈を消してしまい、火を求めて最上階へと戻ってきます。図書之助に恋心を抱き始めていた富姫は、自分に会った証として、城主秘蔵の兜を渡しますが、再び天守を降りた図書之助は家宝の兜を盗んだ疑いをかけられてしまい…。
 泉鏡花の戯曲のなかでも屈指の名作とされ、姫路城(白鷺城)の天守に隠れ住むといわれた姫の伝説を題材に、鏡花ならではの幻想的な世界を織り込んだ作品です。美しい異形の世界の者とこの世の人間との夢幻の物語にご期待ください。

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