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勘九郎が読売演劇大賞「最優秀男優賞」、七之助が「杉村春子賞」受賞

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 2月27日(水)、第20回読売演劇大賞の授賞式が行われ、「最優秀男優賞」を受賞した中村勘九郎、「杉村春子賞」と優秀男優賞を受賞した中村七之助が出席、喜びと感謝のスピーチを行いました。

 また、12月に新橋演舞場で上演された『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』が、優秀作品賞に選ばれ、製作を代表して松竹株式会社取締役岡崎哲也が記念のトロフィーを受け取りました。

 読売演劇大賞は、前年12月までの1年間に国内で上演された演劇を対象にして、作品賞ほか5部門の「最優秀賞」と一つの「大賞」、新人を対象にした「杉村春子賞」、長年の功績や優れた企画を顕彰する「芸術栄誉賞」を選出するものです。

 今回、最優秀男優賞に選出された勘九郎は、襲名披露狂言の一つ、『土蜘』(2月新橋演舞場)での叡山の僧智籌実は土蜘の精と、『天日坊』(6月シアターコクーン)の観音院弟子法策後に天日坊実は清水冠者義高の演技が、高く評価されての受賞となりました。父の勘三郎さんも第2回(1995年)に受賞しており、親子での受賞となりました。

 また、七之助は『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)』(1月平成中村座)の油屋娘お染ほか7役、『天日坊』(6月シアターコクーン)の盗賊人丸お六実は今井四郎娘かけはしにおける演技が評価され、新人賞である杉村春子賞を優秀男優賞と同時に受賞しました。杉村春子賞は勘九郎も第16回(2009年)に受賞しています。

読売演劇大賞

勘九郎の受賞スピーチ
 父が口惜しがっている、喜んでいる...、今もそのあたりで聞いていて「うるさい」と言いながらも、涙を流して喜んでくれていると思います。兄弟二人で受賞、うれしいです。

 『土蜘』は中村屋とはゆかりのないものですが、勘九郎襲名披露の一つ目にやりたいと言ったら、父が「お前らしくていいな」と言ってくれた作品で、大勢の先輩にお教えをいただいたのが、僕の宝、誇りです。『天日坊』は父が心配するくらいの台本だったので、やってやろうと思い、千穐楽の日にサプライズで父がいきなり出てきたのが、彼の最期になってしまいました。いろんな思いが詰まった2作品での受賞です...。

 今日は、七之助のブロンズ像とこれ(最優秀男優賞のブロンズ像)と、前に僕がいただいた杉村春子賞と、父がもらったブロンズ像、4体と一緒に、七之助と"父ちゃん"と乾杯したいと思います。ありがとうございました。


七之助の受賞スピーチ
 うれしいです。昨日、1年間にわたる兄の勘九郎襲名披露が千穐楽を迎えまして、本当に父のことも含め、いろいろなことがあった一年でしたが、その締めくくりに大好きな兄とともに、このような素敵な賞がいただけるというのは、最高の締めくくりになりました。

 この後もこの賞に恥ずかしくないように、父に恥ずかしくないように、父のように一所懸命、毎日毎日精進していきます。今日は本当にありがとうございました。

2013年02月28日

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