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獅童、右近、笑也、松也が語る「明治座 十一月花形歌舞伎」

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 11月1日(金)より始まる 「明治座 十一月花形歌舞伎」のチケット発売を前に、出演の中村獅童、市川右近、市川笑也、尾上松也が、それぞれ公演への意気込みを語りました。

中村獅童

 「歌舞伎十八番、書き物(明治以降の新作歌舞伎)、舞踊。バラエティーに富んだ公演で、歌舞伎を初めて観る方にもおすすめです」と、出席者がそれぞれに語った今回の公演。若い人に歌舞伎を観てもらうことが、「僕に与えられた使命」(獅童)、「僕の人生のテーマ」(右近)と、それぞれにこの公演にかける熱い気持ちを語りました。

歌舞伎十八番――『鳴神』『毛抜』
 「十八番の名前を辱めないように演じる」と言ったのは、初役で鳴神上人に挑む右近。初の歌舞伎十八番を演じたとき(今年1月大阪松竹座)、十二世團十郎に挨拶をしに行ったことが今となっては忘れがたい思い出となり、「ご恩返しができれば」と故人をしのびました。その團十郎の家に通って『毛抜』を教わった獅童も、「十八番らしい線の太い男を演じる心、膨大なせりふを言うコツなども教わりました」と、初演時の思い出を話しました。

市川右近

書き物――『瞼の母』『権三と助十』
 獅童は、十八世勘三郎の『瞼の母』(平成10年4月歌舞伎座)が、初めてせりふのある書き物出演だったとのこと。「いつか忠太郎を、という思いでやって来ました。稽古をつけていただいたときに勘三郎のおにいさんが泣いていらしたのを見て、心を込めて芝居することを教わったように思います。(團十郎と勘三郎の二人が)天国で見守ってくださることを祈っています」。

市川笑也

 『権三と助十』で権三役の獅童は、三津五郎に役の気持ちなどをじっくりと聞いたそう。この演目は尾上菊五郎劇団での上演が多く、助十役の松也が「以前、彦三郎役で出たことがありますが、江戸の雰囲気がよく描かれていてタイムトリップできる芝居です」と言うと、珍しく白塗りではない化粧で、長屋の女将を勤める笑也も、「いろいろな味の笑也を見に来てください」とアピールしました。

舞踊――『供奴』『連獅子』
 数々の名演が記憶に残る『供奴』。松也は「天王寺屋のおじさま(五世富十郎)が素晴らしくて。少しでも近づけるようにしたい」と意欲を見せました。澤瀉十種の内とついた『連獅子』は、澤瀉屋ならではの工夫が随所にちりばめられた、面白みのある一曲で、右近が「家の芸をお見せします」と、期待を抱かせました。

尾上松也

温かい明治座のお客様
 「中学から大学卒業まで、春の明治座に出させていただき、三代猿之助の復活狂言の多くがここから生まれました。師匠の間近で勉強させていただいた、思い出深い劇場です」と、右近が懐かしむと、その時代の舞台をよく観ていたという獅童も、「憧れの劇場です」と初出演の喜びを話しました。

 同じく初出演の松也は「初めての明治座で大役を勤めさせていただき、とても光栄です」と笑顔を見せ、笑也は「ご観劇料を"倍返し"にしてお見せします!」と、右近と同じく長年、明治座へ出演を重ねてきた笑也ならではの、お客様への恩返しの気持ちを表しました。

 「明治座 十一月花形歌舞伎」は1日(金)初日、25日(月)千穐楽。チケットは9月28日(土)より、チケットWeb松竹、 チケットホン松竹にて販売です。

2013年09月24日

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