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「吉例顔見世興行」ロームシアター京都を飾るまねき書き

「吉例顔見世興行」ロームシアター京都を飾るまねき書き

 京都市左京区にある妙傳寺で「まねき書き」を行う井上勝さん

 

 

 11月9日(木)、ロームシアター京都「當る戌歳 吉例顔見世興行」で掲げられるまねき看板を書く、「まねき書き」が行われました。

 京の師走の風物詩、「吉例顔見世興行」で劇場前に掲げられるまねき看板。今年は南座の耐震補強工事に伴い、公演会場が南座からロームシアター京都に変更されましたが、まねき看板もロームシアター京都の入口正面に上げられることになりました。昨年も会場の先斗町歌舞練場に興行まねきは上がりましたが、出演俳優のまねき看板は例年どおり南座でした。南座以外に出演俳優のまねき看板がずらりと並ぶのは、長い吉例顔見世興行の歴史上初めてです。

 

「吉例顔見世興行」ロームシアター京都を飾るまねき書き

 井上さんがまねき書きのための墨を作成、独特の照りと雨風にも耐える文字に

 さらに、親子四人の同時襲名のまねきが上がるのも史上初、芝翫の名前がまねき看板に登場するのは11年ぶりです。大入りを願う勘亭流の文字は、4年前から師の後を継いだ井上勝さんの手になりました。顔見世興行の会場は昨年、今年と南座を離れていますが、「まねき書き」の伝統行事は変わらず続いており、今年も京都市内にある妙傳寺(みょうでんじ)で、井上さんが例年どおり一人で、50枚を超えるまねき看板に揮毫しました。

 

 高いところに掲げられるため実感がわきませんが、実は、一枚一枚のまねき板は長さ1間=約1.8メートル、幅1尺=約30.3センチメートル、厚さ1寸=約3センチメートルとかなり大きな檜板。このまねき看板が間近で、ひと足早く17日(金)からご覧いただけるのが、ロームシアター京都の向かいにある京都伝統産業ふれあい館(みやこめっせ 地下1階)で開催の「歌舞伎のモノコト展」です。

 

「吉例顔見世興行」ロームシアター京都を飾るまねき書き

 大入りを願い、劇場が隙間なく埋まるようにと書かれる、まねき看板のための勘亭流の文字

 また、こちらでは、まねき書きを行った井上さんが講師となり、12月4日(月)に【まねき看板「勘亭流」書き体験】も開催。実際のまねき書きで使われたのと同じ、ニカワと清酒を配合して照りを出した独自の墨を用い、井上さんの指導のもと勘亭流の文字を書くことができます。先着15名様で定員、今年の顔見世興行をより思い出深いものにしてください。

 書き上げられたまねき看板は、ロームシアター京都で11月25日(土)、古式ゆかしく「まねき上げ」が行われ、千穐楽まで吉例顔見世興行を彩ります。ロームシアター京都 メインホール「京の年中行事 當る戌歳 吉例顔見世興行東西合同大歌舞伎」は、12月1日(金)から18日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹で販売中です。

2017年11月09日

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