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南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』の開幕を前に

南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』の開幕を前に

 

 2026年9月2日(水)に南座で開幕した『流白浪燦星 碧翠の麗城(ルパン三世 へきすいのれいじょう)』の初日を前に、出演の片岡愛之助、中村米吉、市川笑也、市川笑三郎、市川青虎、市川猿弥、市川中車、坂東彌十郎が意気込みを語りました。

 公開舞台稽古前に登場した8人。まずは流白浪燦星と石川五ェ門の2役を勤める愛之助が、「南座公演からは弾正を彌十郎さんに勤めていただき、いろいろなところがさらにブラッシュアップされていますので、どこが変わったかを探してみてください」と、新橋演舞場、御園座に続いて3カ所目となる南座公演について語ります。続けて、「『流白浪燦星』は、歌舞伎をご覧になられたことのない方やアニメファンの方にもピッタリの作品ですし、普段から歌舞伎をご覧になられている方にも、古典のあの作品(のオマージュ)かなと思っていただけるような場面もあります。今回は、せりふに京都らしさを散りばめていますので、お楽しみに」 と公演のみどころに触れます。

 

 ヒロインの瀬織姫を演じる米吉は、「東京・名古屋を経て、京都での上演となります。彌十郎さん、青虎さんに加わっていただき、演出も所々変わっていますので、また新鮮な楽しみをご提供できることと思います。また私自身も、皆さんに愛されるヒロイン像を目指して一所懸命勤めたいと思っております」と挨拶をし、「今回は流白浪とお姫様の宙乗りが大きなみどころなのですが、私は今月で宙乗り100回目を数えますので、ぜひその100回目を観にいらしていただけたらうれしいです」と強くアピールします。

 

 前作に引き続き峰不二子役の笑也。「『流白浪燦星』は、お客様と俳優が一丸となってつくり上げる舞台だと思っております」と作品への思いを打ち明け、「劇中に萬望軒のMCのシーンもありますので、乞うご期待でございます。また実は、不二子の衣裳には薔薇が潜んでいるので、ぜひ探してみてください」と、みどころを説明します。

 

 次元を演じる笑三郎は、「ちょうど1年前の南座で、第2弾の発表をさせていただきましたが、当時はまだどんなお話になるのか分かっていませんでした」と昨年を振り返り、「東京・名古屋を経て、ついに京都・南座に『碧翠の麗城』のお目見得でございます。第1弾とは違った内容になっていますので、ぜひお楽しみください」と、笑顔をみせます。

 

 丁稚嬉太郎と諏訪山の大百足の2役を勤める青虎は、「私は俳優としては初参加ですが、東京・名古屋では演出協力として関わっておりましたので、初めての出演という感じがしておりません」と、自身の『流白浪燦星』との関わりについて述べ、「南座という劇場の素晴らしさにルパン歌舞伎がマッチしていると思いますし、良い距離感でルパン三世の素晴らしさ、そして歌舞伎の素晴らしさをお客様に届けられるのではないかと思っております」と、作品の持つ魅力を語ります。

 

 七藍屋雅吉実は守矢正之助を演じる猿弥。「彌十郎さん、笑三郎さんと、話題のドラマに出演している顔ぶれがそろっていますので、併せてお楽しみいただければと思っています(笑)」と出演者の共通点に触れ、「また、僕は(原作やアニメでは)ルパンが好きです。しっかりしたところもあれば、おちゃらけた面もあるところが魅力ですよね」と、キャラクターの魅力について語ります。

 

 銭形刑部を演じる中車は「南座では、昨年9月に引き続きの『流白浪燦星』でございます。昨年の思い出は、とても多くの学生さんにお越しいただいたことです」と昨年の公演を振り返り、「1960年代に生まれた「ルパン三世」を、(当時生まれていない学生さんに)我々が届けることのハードルはとても高く感じていますが、ラストシーンのお客様の反応をとても楽しみにしております。京都・南座で『流白浪燦星』を上演できることはとてもうれしく、また若い方にもたくさんお越しいただきたいと思っています」と、期待を込めます。

 

 『碧翠の麗城』では南座からの参加となる彌十郎は、「(ルパン三世のアニメは)初期から拝見していて、ルパンのファンなので、出演できてうれしく思っています」と喜びを見せます。「第1弾と第2弾で、全く違うお役をいただきました。第2弾には私は南座からの参加ということで、必死に努力したいと思っています。どうぞご覧になりにいらしてください」と、呼びかけました。

 南座『流白浪燦星』は26日(土)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2026/09/04