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3日発売「歌舞伎座スペシャルナイト」、染五郎のメッセージ

3日発売「歌舞伎座スペシャルナイト」、染五郎のメッセージ

 10月3日(金)にチケットが発売される 「歌舞伎座スペシャルナイト」で、歌舞伎舞踊『石橋』を披露する市川染五郎が、「第27回東京国際映画祭 ラインナップ発表会」にメッセージを寄せました。


「第27回東京国際映画祭 ラインナップ発表会」

 左より、コンペ部門出品作『紙の月』(配給:松竹)吉田大八監督、フェスティバル・ミューズを務める中谷美紀、椎名保映画祭ディレクター・ジェネラル ©TIFF2014

  10月27日(月)に行われる「歌舞伎座スペシャルナイト」は、第27回を迎える東京国際映画祭でも目玉イベントの一つとして注目されています。9月30日(月)に開かれた国内外のメディアを集めてのラインナップ発表会では、コンペティション部門をはじめ 各部門の作品紹介やフェスティバル・ミューズの中谷美紀さん就任の発表とともに、染五郎のVTRによるメッセージが紹介されました。

染五郎のメッセージ
 「『石橋』は歌舞伎舞踊の古典的な舞踊の一つです。獅子の役で踊らせていただくのですが、これは剛勇無双、力強さを表す役です。隈取や絡みとの立廻り、最後は毛振りで強さを表します。各国の方々の前でそれをご披露できるのは、歌舞伎にとってもありがたいことで、自分の責任も強く感じています。『石橋』を、歌舞伎専門の劇場である歌舞伎座でご覧になることで、歌舞伎に少しでも興味を持っていただきたい、生で感じていただければと思っています」

 「個人的にはチャップリンの作品はすごく好きで、自分が関わるところ(歌舞伎座)で作品が上映されるのには因縁を感じます。『街の灯』は歌舞伎化されている作品でもあり(『蝙蝠の安さん』昭和6年3月歌舞伎座)、とても縁のある作品が歌舞伎座で上映される…、そういう運命にあったのではないかと、因縁を感じています」 

「特製幕の内弁当」

 染五郎の話にもあるとおり、「歌舞伎座スペシャルナイト」は歌舞伎座とチャップリン、歌舞伎と映画の深い縁を感じられる、特別な一夜。幕間に用意される「特製幕の内弁当」は、定式幕の色を模した蒲鉾など、歌舞伎座開場時に人気を博した弁当を忠実に再現、当時に思いを馳せるひとときとなることでしょう。

 国内外からのゲストで客席も一段と華やかさを増す歌舞伎座、映画祭主催者は、「ぜひ、特別な一夜にふさわしい装いでお出かけを」とのこと。「歌舞伎座スペシャルナイト」のチケットは、3日(金)より、チケットWeb松竹チケットホン松竹、また、11日(土)12:00より東京国際映画祭のサイトに記載の方法で販売されます。


【上映時間掲載】染五郎が「東京国際映画祭」特別上映イベントに出演
「第27回東京国際映画祭」公式サイトはこちら

2014/10/02