ニュース
出石のお蕎麦と沢庵寺
永楽館大歌舞伎が行われている「出石」は「古事記」「日本書紀」にも登場する歴史ある街。今回は名物のお蕎麦と沢庵寺と呼ばれる宗鏡寺を巡りました。
▼
300年の伝統が育んだ出石皿そば。宝永3年(1706)に出石藩主松平氏と信州上田の仙石氏がお国替えとなり、その際そば職人の技法が、在来のそば打ちの技術に加えられ誕生したと伝えられています。その後、透きとおるような白を特徴とする出石焼の小皿に盛る様式が確立されて、今では50軒近いそば屋が並ぶ、関西屈指のそば処として知られています。
多彩な薬味も出石そばの特徴で、わさび・ねぎはもちろん、多くの店で玉子・山芋等も定番の薬味としてそえられています。お店では一人前が5皿となっていますが、地元では、箸を立てた高さを食べると"そば通"といわれているそうです。
今回取材させていただいた「入佐屋(いるさや)」さんでは、そば打ち体験も行っています。約1時間~1時間半の「そば打ち入門」で、自分で打ったおそばが味わえると評判です。
※「そば打ち入門」は2名様以上で3日前までに要予約。
詳しくは入佐屋ホームページをご覧ください。
◇
宗鏡寺(すきょうじ)は元和2年(1616)に、漬物の沢庵漬けを広めたといわれている、沢庵和尚が再興したことから、沢庵寺とも呼ばれ、代々出石城主の菩提寺として崇拝を受けました。寺内には沢庵作の庭園(県指定文化財)や夢見の鐘など、沢庵和尚にまつわる品が数多く残っています。
◇
出石のお土産を選ぶなら町の中心にある「特産おみやげ直売」がお薦め。出石そば、出石焼(磁器)、地酒など、特産品をお土産にすれば、旅の良い思い出となるでしょう。
▼
永楽館大歌舞伎のチケットは、好評発売中です。
当日券は、午前9時から出石永楽館窓口にて販売いたします。
また、先公演のチケットのお問い合わせは、
出石永楽館 0796-52-5300
(営業時間:午前9時~午後5時、7日休館)にお問い合わせください。
公演情報はこちらをご覧ください。

▲ 町のシンボル「辰鼓楼」(写真左)と、谷山川にかかる涼やかな風鈴(写真右)