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菊五郎が「木挽町広場」オープニングセレモニーに登場

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(写真は左より迫本淳一松竹株式会社社長、柿沼昌弘東京メトロ銀座駅務管区長、尾上菊五郎日本俳優協会理事長、矢田美英中央区長、大谷信義松竹株式会社会長)

 3月1日(金)、歌舞伎座タワー地下2階の「木挽町広場」がオープンし、GINZA KABUKIZA(歌舞伎座)東銀座駅開通式と、木挽町広場開場式が行われ、尾上菊五郎が登場しました。

 GINZA KABUKIZA内、歌舞伎座タワーの地下2階、東京メトロ東銀座駅3番出口に直結する「木挽町広場」が、歌舞伎座新開場に先駆けてオープンしました。

 オープニングセレモニーは、テープカットによる歌舞伎座と東銀座駅の開通式からスタート。そして、江戸消防記念会第一区六番組による纏振り(まといふり)と木遣唄(きやりうた)の先導で、高さ約2.7m、幅約2.2mの大提灯が吊るされた広場中央へ移動、開場式が始まりました。

尾上菊五郎

 主催者として大谷信義松竹株式会社会長は関係者、協力者への御礼とともに、「待ち合わせ場所、駅前広場としてご活用していただければ幸いです。GINZA KABUKIZAが愛される存在になれますようにお願いいたします」と挨拶。また、中央区の地区施設として、災害時には劇場と広場で帰宅困難者を、約3,000人収容できることなどが紹介されました。

 続いて、来賓として矢田美英中央区長が祝辞を述べ、今回、新開場する第五期歌舞伎座に向けて「待ってました! 五代目!」と、声をかけて場内を沸かせました。

 同じく来賓として登場した日本俳優協会理事長の菊五郎は、「子どもの頃、父や先輩方が、地下鉄が開通したのになぜ歌舞伎座とつながらないんだと言っていたのが、平成の御世になりまして、ようやくつないでいただきました。ありがたいことです。しかし、歌舞伎はお客様が命。木挽町広場は素晴らしいスペースですが、ここだけではなく、すぐ上の歌舞伎座まで、ぜひ足を運んでください。4月の開場に向けて芸道に精進してまいります」と、祝辞を述べました。
kaitushiki_0301c.jpg その後、江戸町火消の伝統を受け継ぐ築地の六番組の皆さんが、威勢のよい纏振りとおめでたい木遣唄を披露。きりっと立つ鳶頭の声が広場中に響き渡ると、足を止めて聞き入る人が大勢集まりました。最後に御礼の挨拶に立った迫本淳一松竹株式会社社長の江戸締め一本締めの発声で、集まった皆さんとともに手締めを行い、おおいに賑わいを見せたセレモニーは終了しました。

 木挽町広場には、3月15日(金)よりオープンする歌舞伎座の切符売場のほか、お食事処やカフェ、売店なども並んでおり、歌舞伎関連の土産店もあります。駅をご利用の際は、ぜひ木挽町広場へお立ち寄りください。

2013/03/02