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芝雀が通天閣「節分福豆まき」で福を呼び込む
2月1日(月)、大阪 通天閣で行われた「節分福豆まき」に、3月に五代目中村雀右衛門を襲名する中村芝雀が登場しました。
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通天閣の特別展望台「天望パラダイス」へ上がり、地上94.5メートルで景気よく「鬼は外、福は内」と豆をまいた芝雀。
豆まきの前には、願いをかなえる幸運の神様として通天閣のシンボルともなっている「ビリケン」像と、記念撮影するひとコマも。開放感あふれる大阪上空で、紋付姿の京純と京由にはさまれた芝雀は、通天閣の文字の入った枡から、さらに天高く豆をまきました。
続いて一行は1階へ移動し、お集まりの皆さんを前に今年の年男、福男と紹介された芝雀が、「今年の3月に五代目中村雀右衛門を襲名させていただきます。また、7月には大阪松竹座にて襲名披露いたしますので、ぜひとも足をお運びいただければ幸いと思っております。私も実は大阪生まれでございまして、非常に大阪には馴染みを感じております。どうぞよろしくお願いいたします」とご挨拶。芝雀の登場に、「京屋!」の声も飛んで、豆の袋をまく手にも力が入ります。

用意された約5000袋の豆をまいたあと芝雀は感想を聞かれ、「自分が誕生したのが、父がちょうど大阪にいたときでした。また、雀右衛門という名前は大阪の名前。こちらの催しに参加できて幸せを感じております。3月からの襲名披露が成功しますように、そして、今年は大切な一年になりますので、気持ちも新たに豆まきをさせていただきました」と、晴れ晴れとした表情を見せました。
先日の浅草寺での「お練り」の賑わいに続き、熱く盛り上がった通天閣の節分福豆まき。3月から始まる襲名披露にいちだんと勢いがつきました。
中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露
2016/02/01