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歌舞伎座で二の午祭
2月18日、歌舞伎座では恒例のお稲荷様・二の午祭りが執り行われました。
例年、初午祭りとして2月最初の午の日に行われるこのお祭り、8世紀初め2月の初午の日、京都伏見の稲荷大社に祭神が降臨したと伝えられたことに由来しています。現在の祭りはそれが各地の稲荷信仰と結びついたもので、五穀豊穣・商売繁盛・子孫繁栄とさまざまなご利益をもたらすと言われています。
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歌舞伎座の敷地内にはお稲荷様があり、この日は開場前に、鉄砲洲神社の神主様によって一年の無事を祈願しお祓いをしていただきました。
昼の部の各幕間、夜の部最初の幕間には、ご観劇の大勢のお客さまにもご参拝いただき、お参りが済んだ皆様には、従業員から紅白白玉が入った歌舞伎座特製のお汁粉とお神酒が振る舞われました。
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ところで、下の写真。お稲荷様にある、ひときわ大きな「地口行燈」ですが、よく見ると狐が何かを演じています。歌舞伎座稲荷の行燈は、毎年その月に上演される演目になるのが恒例で、今年は『勧進帳』と『京鹿子娘二人道成寺』。
2月中は場内に、駄洒落にも似た言葉遊びが書き込まれた「地口行燈」があちらこちらに飾られています。ご観劇の際、是非お楽しみください。
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2009/02/19