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染五郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』公開前に伊勢へ

染五郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』〈やじきた〉公開前に伊勢へ

▲ シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』〈やじきた〉の写真パネルを前に、みどころを解説する染五郎

 

 

 6月3日(土)から全国56館で公開される、シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』に出演の市川染五郎が、「お伊勢さん菓子博2017」のトークショーに登場しました。

染五郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』〈やじきた〉公開前に伊勢へ

シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』左より、市川猿之助、市川染五郎

 シネマ歌舞伎の公開前、喜多さんよりひと足先に伊勢に着いた弥次さん。お伊勢さん菓子博2017は、「お菓子がつなぐおもてなしを世界へ」をテーマに5月14日(日)まで開催されている「第27回全国菓子大博覧会・三重」です。そのなかで、AGF(R)のPRイベントに登場したのが染五郎。「甘いものが大好き。なかでもあんこ。あるだけ食べて育ってきました」と、開口一番、和菓子好きをアピールしました。

 

染五郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』〈やじきた〉公開前に伊勢へ

「限定、という言葉に弱くて…」。菓子博限定の赤福にご満悦。会場でも大人気の赤福でした

 開催地の伊勢を代表する菓子といえば赤福。シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』では、「お伊勢さんに行ってきた大家の奥さんから、赤福を頂戴します」。トークの途中には、菓子博限定赤福餅「祝盆」が供され、舌も滑らかになったところで舞台裏話も飛び出しました。

 

ぜひ映画館で確認したいあのシーン

 「私はザ・ドリフターズのTV番組『8時だョ!全員集合』の世代なので、加藤茶さんや志村けんさんのやられていた歌舞伎ネタを、ザ・ドリフターズさんにうかがい、そのままやらせていただきました」。言われてみれば納得の冒頭のシーン。「早替りをしようとして失敗する、違った小道具を渡してしまう…。そんな黒衣の失敗を弥次さん喜多さんがするところから始まる、笑いっぱなしの芝居です」と、作品の魅力を紹介しました。

 

染五郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』〈やじきた〉公開前に伊勢へ

 箱根旅籠のシーンでも、「静まり返った宿屋に幽霊が出てくる、私には見えますけど、(喜多さん役の)猿之助さんは気づかない。猿之助さんの後ろにいるのに…」。番組で“志村うしろ、志村うしろ!”と叫ぶ加藤茶さんのせりふをそのまま、「私も言わせていただきました」と、楽しそうに語りました。ラスベガスのシーンや本水の立廻り、そして宙乗りまで、染五郎の話は尽きることがありません。

 

話題の「YJKT」、ピコ太郎と再生回数を競う !?

 そして話は、染五郎と猿之助がラップを披露する、シネマ歌舞伎の予告動画「YJKT」へ。「ラッパーに指導され、二人で歌っております。できるようでできなくて…。たとえば、カウントがちょっと早いと言われても、“ひいふうみいで半間あけるんですね”と、私たちは日本語になってしまうんですが、そうやって教えていただいて予告編ができました」。YouTubeでの再生回数で「ピコ太郎を抜きたい」との野望も掲げました。

 

染五郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』〈やじきた〉公開前に伊勢へ

 味の素ゼネラルフーヅ株式会社の品田英明社長が、赤福のお供にと、和菓子に合うコーヒー「煎」を、手ずから染五郎へ。二人のトークも弾みました

 染五郎が商品のイメージキャラクターを務めるAGFの味の素ゼネラルフーヅ株式会社社長品田英明氏からは、来年1月から始まる襲名披露に向け、激励の花束も贈呈されました。

 

 品田社長に、ラスベガス公演や「氷艶」公演など、歌舞伎以外の文化との融合へのチャレンジについて聞かれ、「自分が見てみたいもの、やれたら面白いだろうなと思うこと、でもそれがないとき、ならつくるしかない、というエネルギーに替わります」と答えた染五郎。「何ができるかを考えていては、スケールが大きくなりません。何がしたいかを掲げ、ぶれずに信じて突き進む」と信念を語り拍手を浴びていました。

 

 

シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』公式サイト

2017/05/11