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歌舞伎座「節分祭追儺式」両花道から鬼は外、福は内

歌舞伎座「節分祭追儺式」両花道から鬼は外、福は内

 左より、市川猿之助、片岡秀太郎、大谷廣松、中村東蔵、坂東彦三郎、中村米吉、中村萬太郎、市川高麗蔵、中村隼人、中村梅枝、片岡孝太郎、坂東亀蔵、中村雀右衛門、大谷廣太郎、中村時蔵、中村魁春、尾上菊五郎、八代目市川染五郎、十代目松本幸四郎、二代目松本白鸚、坂田藤十郎、中村吉右衛門、中村梅玉、坂東楽善、中村又五郎、松本錦吾、中村鴈治郎、市村家橘、尾上松緑、中村錦之助、市川海老蔵、中村歌六、市川左團次、中村芝翫、市川齊入、坂東巳之助、中村歌昇、市川右團次

 

 

 2月3日(土)、歌舞伎座百三十年「二月大歌舞伎」夜の部で、「節分祭追儺式」の豆まきが行われました。

 高麗屋三代の襲名披露で、歌舞伎座で新開場以来の出演者数となった「二月大歌舞伎」。歌舞伎座の年中行事「節分祭追儺式」は、広い歌舞伎座の舞台が狭く感じられるほど歌舞伎俳優がそろった『壽三代歌舞伎賑』のあとに行われました。

 

 幕が開き、「待ってました!」とのお客様の声を受け、芸者姿のまま藤十郎が「鬼は外!」と声をかけて、38人の歌舞伎俳優たちがいっせいに、それぞれ枡いっぱいの福豆を満席となった客席に向けてまきました。

 

歌舞伎座「節分祭追儺式」両花道から鬼は外、福は内

 歌舞伎座「節分祭追儺式」 左より、中村時蔵、中村魁春、尾上菊五郎、八代目市川染五郎、十代目松本幸四郎、二代目松本白鸚、坂田藤十郎

 

 今年は両花道から赤鬼、青鬼が飛び出し、見つかるやいなや、伊達男たちに豆をまかれて早々に退散。花道を進んで、2階のお客様にも豆を勢いよくまく若手俳優に、たくさんの手がのびていました。襲名披露の口上を述べたばかりの白鸚、幸四郎、染五郎は、舞台の中央から、笑顔とともにお客様に豆をまき、たちまち枡は空っぽになり、高麗屋三代襲名にふさわしい、華やかな追儺式となりました。

 歌舞伎座百三十年「二月大歌舞伎」は2月25日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹で販売中です。

 

歌舞伎座「節分祭追儺式」両花道から鬼は外、福は内

2018/02/03