ニュース

博多座「二月花形歌舞伎」大入りを願う豆まき神事

博多座「二月花形歌舞伎」大入りを願う豆まき神事

 前列左より、相良直文博多座社長、坂東新悟、中村七之助、中村長三郎、中村勘九郎、中村勘太郎、中村扇雀

 

 

 2月3日(土)、博多座「二月花形歌舞伎」の出演者が、櫛田神社で公演の成功祈願を行い、節分大祭「豆まき神事」に参加しました。

 前日の2日(金)に初日を迎えた「二月花形歌舞伎」。今年の豆まき神事には、勘九郎、七之助、新悟と、扇雀の四人が登場しました。

 

 博多の守り神、お櫛田さんと呼ばれ親しまれている櫛田神社の本殿で、公演の無事と成功を祈願した四人は、そのまま豆まきへ。すでに境内はたくさんの参拝客で埋め尽くされ、境内を見下ろす特設舞台に登場した四人は、1月29日(月)に行われたお練りにも負けないほどの大きな歓声で迎えられました。

 

 初めに勘九郎が、「本日は朝早くからお寒い中、お集まりいただきありがとうございます。5年ぶりに豆まきに参加できるということで楽しみにしてまいりました。皆様も楽しんで豆を取ってください」と大きな声で呼びかけ、七之助も、「5年ぶりに博多座に帰ってくることができ、すごくうれしく思います。皆さんに届くよう豆をまきますので、豆を取って幸せをつかみ取って帰ってください。そして博多座の舞台にも足をお運びください」と、会場を沸かせました。

 

 「豆まきは、鬼は外、福は内と豆をまくわけでございますが、私たちにとって今月の“内”は博多座です。たくさんのお客様に来ていただけるよう頑張りますので、皆様、豆を持って博多座にお越しください」とご来場をお願いしたのは新悟。最後に扇雀が、「昨日から博多座、始まりました。少数精鋭で一所懸命頑張っております。今日は皆さんたくさんの福を持って帰ってください。よろしくお願いいたします」と挨拶し、豆まきが始まりました。

 

博多座「二月花形歌舞伎」大入りを願う豆まき神事

 

 勢いよく豆をまく四人と一緒に勘太郎、長三郎も飛び入り参加。力いっぱいまく様子が微笑ましく、たくさんの歓声を浴びていました。活気あふれる豆まき神事は相良直文博多座社長の発声により、博多手一本でめでたく締められ、出演者は博多座の舞台へと向かいました。

 博多座「二月花形歌舞伎」は2月25日(日)までの公演。チケットは博多座のオンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで、販売中です。

2018/02/03