ニュース

猿之助、隼人、『新版 オグリ』の開幕を前に

猿之助、隼人、『新版 オグリ』の開幕を前に
 

 

 10月6日(日)に、新橋演舞場で開幕したスーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』の初日を前に、出演の市川猿之助、中村隼人が意気込みを語りました。

 初日前日の舞台稽古前に、取材の場へ小栗判官の衣裳で現れた二人。ポスターなどでも注目を集めている豪華な衣裳ですが、実際に目の前にすると、さらにみなぎる迫力が感じられます。

 

今までのスーパー歌舞伎と違うスーパー歌舞伎II(セカンド)

 初日へ向けての心境を、「初日前独特の、勝つか負けるかヒリヒリした賭けのような感覚」と表した猿之助。「その勝負に勝つと思います。大変いい仕上がりになっている。今までのスーパー歌舞伎ともまったく違うので、期待していただきたい」と語る自信たっぷりの口調に、いっそう期待がふくらみます。

 

 隼人も、「非常に楽しみ。2役を演じさせていただきます。作品づくりの力になれれば」と真剣な面持ちで述べました。「オグリが人の優しさやつながりの大事さを知るところの心情の変化が本当に素敵だと思っているので、そこに注目して観ていただきたいです」。

 

歓喜を感じてほしい

 今回の作品は、猿之助が「それぞれ非常にいい個性がある」と太鼓判を押す6人の小栗党を含めた「群像劇として」の楽しみもあるといいます。さらに、本水を使う立廻りや新橋演舞場初の客席左右同時両宙乗り、スーパーリストバンドでつくり出す光の海やLEDによる星空、プロジェクションマッピングなどを使った演出と、目を輝かせながら、みどころを次々に紹介した二人。舞台の魅力を語りだすときりがない様子です。

 

 また、猿之助はこの作品のテーマを、「人は幸せになるために生まれてくる。みんなで幸せになろう」ということだと、改めてアピール。「お客様の歓喜のために頑張っております。ぜひ一人でも多くの方に観ていただき、歓喜を感じてもらいたいと思います。劇場でお待ちしております」と力強く呼びかけました。

 新橋演舞場スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』は10月6日(日)から11月25日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2019/10/09