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歌舞伎座「九月大歌舞伎」玉三郎が興行安全成功祈願

歌舞伎座「九月大歌舞伎」玉三郎が興行安全成功祈願

 於岩稲荷田宮神社を参拝する玉三郎(撮影:柏原孝史)

 9月2日(木)から始まる歌舞伎座「九月大歌舞伎」に出演の坂東玉三郎が、興行安全成功祈願を行いました。

 歌舞伎座「九月大歌舞伎」第三部では『東海道四谷怪談』が上演され、玉三郎はお岩、お花を演じます。玉三郎がお岩を演じるのは昭和58(1983)年以来38年ぶりとなり、また、当時と同様に民谷伊右衛門を片岡仁左衛門が勤めるとあって、開幕前から大きな注目を集めています。

 

 公演を前に、玉三郎はお岩にゆかりの深い妙行寺、於岩稲荷田宮神社、陽運寺を参拝。巣鴨の妙行寺では、境内にあるお岩様の墓所で祈りを捧げました。お岩様の伝承をもつ四谷の於岩稲荷田宮神社には、38年前の『東海道四谷怪談』上演の際も訪れたといいます。最後に訪れた同地の陽運寺では、お岩様の木像が安置されている本堂で興行安全成功祈願法要に参席し、公演の成功を祈願しました。

 

歌舞伎座「九月大歌舞伎」玉三郎が興行安全成功祈願

 妙行寺ではお岩様の墓所を参拝

 参拝を終え、玉三郎は、「3カ所を丁寧にお参りさせていただいて『東海道四谷怪談』に向かい、神聖な気持ちにもなりました。お岩様が一つの女性像として受け入れられたり、信仰の対象とされてこられたことにも改めて気づきました。9月の歌舞伎座、一所懸命に勤めさせていただきます」と、気を引き締めた様子。38年ぶりに玉三郎が描くお岩の物語に、今から期待が高まります。

 歌舞伎座「九月大歌舞伎」は9月2日(木)から27日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

 

 

歌舞伎座「九月大歌舞伎」玉三郎が興行安全成功祈願

 陽運寺での興行安全成功祈願法要の様子

2021/08/31