2023年8月5日（土）より上演中の歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」のダイジェスト映像が公開されました。

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　第一部では、笑って笑ってほろりと泣ける『裸道中』と、洒脱で豪快な舞踊劇『大江山酒呑童子』の2演目を上演。『裸道中』は、生き生きとした表情が印象的な中村獅童演じる勝五郎と、夫を思う中村七之助演じる女房みきによるテンポの良い掛け合いが笑いを呼び、人情味あふれる物語が涙を誘うひと幕です。『大江山酒呑童子』では、中村勘九郎が酒に酔っていく酒呑童子の愛らしさとおかしみを巧みに披露したかと思うと、本性を現し鬼神の姿になると、その荒々しい姿と迫力の立廻りで魅了します。

　第二部では、江戸町火消しの意気地を描く『新門辰五郎』と、華やかな舞踊『団子売』を上演。政争渦巻く京の地を舞台にした『新門辰五郎』では、松本幸四郎演じる新門辰五郎をはじめ、時代の波に巻き込まれていくさまざまな登場人物たちの姿、義理と人情に厚い辰五郎の生き様が骨太な人間ドラマとして描き出されます。新門一門が纏を振りながら火事場に向かう様子も印象的。続く『団子売』は、坂東巳之助の杵造と中村児太郎のお福という仲睦まじい夫婦による明るく軽やかな舞踊に、自然と笑顔がこぼれます。

　第三部は、歌舞伎座初登場となる痛快娯楽大作『新・水滸伝』。中村隼人演じる天下一の悪党・林冲を中心に、個性豊かな登場人物たちが繰り広げる物語が観る者の心を熱くします。豪傑たちが暴れまわる迫力満点の立廻り、飛龍に乗っての宙乗りなどスペクタクルな要素も満載。クスリと笑いがこぼれる場面も散りばめられ、一瞬たりとも目が離せない展開が続きます。信じるものに向かうまっすぐな眼差しが人々の心を打つ、熱気あふれる舞台が連日繰り広げられています。

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　各部ともに映像では伝わりきらないみどころ満載の熱い舞台「八月納涼歌舞伎」を、ぜひ歌舞伎座でご体感ください。歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」は27日（日）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。