2023年10月2日（月）から開幕する歌舞伎座「錦秋十月大歌舞伎」昼の部『天竺徳兵衛韓噺（てんじくとくべえいこくばなし）』の特別ポスターが公開されました。

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　『天竺徳兵衛韓噺』は、「大南北」と称される四世鶴屋南北の出世作ともいわれ、江戸時代に実在した商人を主人公に、南北作品ならではの奇想天外な展開でみせるみどころ満載の舞台です。このたび、祖父・二世尾上松緑、父・初世尾上辰之助（三世松緑）も勤めた天竺徳兵衛を、当代の松緑が初役で勤めます。

　公開された特別ポスターは、奇才・歌川国芳が描いた浮世絵「天竺徳兵衛」に、尾上松緑勤める徳兵衛の撮り下ろし写真がデザインされた斬新な1枚です。徳兵衛が妖術を使い大蝦蟇（がま）に乗って出現する豪快な場面を、武者絵を得意とした国芳らしいダイナミックで斬新な構図で表した浮世絵の名作と、本公演に向けて撮り下ろされた松緑の徳兵衛が、時空を超えて融合したポスターにぜひご注目ください。

　松緑はポスターの公開にあたり「これは祖父、父、そして、師匠である尾上菊五郎の兄さんも勤められた役であり、私も機会があればと願っていた役の一つでございます。分かりやすくお客さんに喜んでもらえる舞台をつくりたいと、荒唐無稽で愉快な作品に仕上がるように出演者、関係者と目下、相談中です。私も久々に白髪ではないかつらをかぶり、若々しい役に心ときめかせております。エンタテインメント性にあふれた楽しい芝居をお目にかけたいと考えておりますので、ぜひ、歌舞伎座まで足をお運びください。よろしくお願いいたします。また、今回のポスターは私も意見を言わせてもらい、大好きな浮世絵師の歌川国芳師の絵とコラボレーションさせていただきました、興味をもっていただけたら幸いです」と、コメントを寄せました。

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　こちらの特別ポスターは、歌舞伎座ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「錦秋十月大歌舞伎」は10月2日（月）から25日（水）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。