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市村竹松が早稲田大学 歌舞伎解説イベントに登壇
2024年11月25日(月)、早稲田大学で参加者体験型の歌舞伎解説イベント“Feel the world of Kabuki: Discover the timeless art”が開催され、市村竹松が登場しました。
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歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第一部『あらしのよるに』に出演する竹松が、母校である早稲田大学で、早稲田大学ICC主催“Feel the world of Kabuki: Discover the timeless art”(時代を超えた芸能“歌舞伎”を再発見してみませんか?)と銘打ったイベントに登場。留学生を中心とした参加者に歌舞伎の歴史や文化との関わり合い、隈取をはじめとした歌舞伎独特の演出方法など、幅広い内容を全編英語で解説しました。
『あらしのよるに』が初演された平成27(2015)年9月南座公演より、冷静沈着ながら、熱い心をもつ仲間思いの山羊・はくを演じている竹松。12月の歌舞伎座公演でも、5度目となるはく役を勤めます。狼と山羊の迫力満点の立廻りや圧巻の群舞、義太夫や長唄など、歌舞伎ならではの演出や技法を随所に取り入れた本作の写真や映像も交えながら説明し、参加者は身を乗り出して竹松の解説に耳を傾けました。
イベントの後半では、竹松が見得や立廻りを実演し歌舞伎の型を丁寧に解説しました。体を動かしながら見得や立廻りを体験した参加者からは笑い声が聞こえ、会場は和やかな雰囲気に。実際の舞台で使用される小道具にも触れ、参加者たちは先人たちの創意工夫を興味津々に体験しました。イベント終了後も長時間にわたって参加者からの熱心な質問に回答した竹松は、「みなさんに熱意をもってお話を聞いていただき、大変意義深い会になったかと思います。多くの海外からの留学生の方、若い方たちが歌舞伎や日本文化に大きな関心を寄せていただいていることがわかり、『あらしのよるに』に向けて身の引き締まる思いです」と公演に向けた決意を語り、イベントを締めくくりました。
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歌舞伎座「十二月大歌舞伎」は12月3日(火)から26日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。