江戸職人(クラフト)手帖
インタビュー・文/富樫佳織、写真/伊藤康弘、構成/栄木恵子(編集部)
今回の江戸職人手帖は、前回に引き続き江戸羽子板職人の西山鴻月さんのお仕事をご紹介します。
江戸羽子板の醍醐味は、歌舞伎役者がまるで眼の前で芝居をしているかのような臨場感溢れる姿を写すことです。ところが、よく見ると羽子板に写された役者の姿と舞台の役者は、ちょっと違っています。その違いこそ、羽子板職人が長い年月をかけて培った独自の技。その技によって役者の姿がより活き活きと見えると言います。
鴻月さんと二代目を継ぐ息子の和宏さんの仕事場にお邪魔して、貴重な制作風景を見せていただきました。
江戸羽子板の醍醐味は、歌舞伎役者がまるで眼の前で芝居をしているかのような臨場感溢れる姿を写すことです。ところが、よく見ると羽子板に写された役者の姿と舞台の役者は、ちょっと違っています。その違いこそ、羽子板職人が長い年月をかけて培った独自の技。その技によって役者の姿がより活き活きと見えると言います。
鴻月さんと二代目を継ぐ息子の和宏さんの仕事場にお邪魔して、貴重な制作風景を見せていただきました。
江戸職人手帖
バックナンバー
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押絵羽子板 ~親子が気持ちをこめて、全工程を手作業で~
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押絵羽子板 ~歌舞伎の名場面で暮らしを飾る~
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江戸千代紙 〜職人から職人に受け継ぐデザイン〜
東京・湯島で江戸末期から千代紙づくりを続けている老舗、ゆしまの小林(おりがみ会館)を訪れました。江戸のデザインを通して、日本人が愛でてきた美に迫ります。
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江戸千代紙 〜遊び心と江戸の粋が生み出す色彩美〜
東京・湯島で江戸末期から千代紙づくりを続けている老舗、ゆしまの小林(おりがみ会館)を訪れました。江戸のデザインを通して、日本人が愛でてきた美に迫ります。
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勘亭流 ~文字に込められた芝居への想い~
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勘亭流 ~芝居の賑わいを映す文字~
一度でも劇場に足を運んだ方なら、必ず目にしたことのある独特の文字。歌舞伎公演の筋書や看板の文字を手がける書家・伏木寿亭さんの仕事場を訪ねました。
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江戸小紋 〜町人文化から生まれたデザイン〜
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江戸小紋 〜厳しさに宿る美を追い求めて〜
第一回目は、極小の美と呼ばれる「江戸小紋」の世界を探訪します。遠目からは色無地にしか見えない着物に息づく、きりりと引き締まった文様。