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七月大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等席15,750円
  • 2等席8,400円
  • 3等席4,200円

上演時間

  • 妹背山婦女庭訓
    三笠山御殿

  • 幕間 30分
  • 大原女
    国入奴

  • 幕間 20分
  • 元禄忠臣蔵
    御浜御殿綱豊卿

  • 双蝶々曲輪日記
    井筒屋 米屋 難波裏

  • 幕間 10分
  • 双蝶々曲輪日記
    引窓

  • 幕間 30分
  • 関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年記念
    弥栄芝居賑
    道頓堀芝居前

  • 幕間 15分
  • 竜馬がゆく
    風雲篇

日程詳細

2010年7月

3
昼の部夜の部11:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:0016:00

2010年7月

昼の部 夜の部
3
(土)
11:00 16:00
4
(日)
11:00 16:00
5
(月)
11:00 16:00
6
(火)
11:00 16:00
7
(水)
11:00 16:00
8
(木)
11:00 16:00
9
(金)
11:00 16:00
10
(土)
11:00 16:00
11
(日)
11:00 16:00
12
(月)
11:00 16:00
13
(火)
11:00 16:00
14
(水)
11:00 16:00
15
(木)
11:00 16:00
16
(金)
11:00 16:00
17
(土)
11:00 16:00
18
(日)
11:00 16:00
19
(月)
11:00 16:00
20
(火)
11:00 16:00
21
(水)
11:00 16:00
22
(木)
11:00 16:00
23
(金)
11:00 16:00
24
(土)
11:00 16:00
25
(日)
11:00 16:00
26
(月)
11:00 16:00
27
(火)
11:00 16:00

演目と配役

昼の部

一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

三笠山御殿

杉酒屋娘お三輪
豆腐買おむら
烏帽子折求女
入鹿妹橘姫
漁師鱶七実は金輪五郎今国
孝太郎

段治郎

愛之助
二、大原女(おはらめ)
  国入奴(くにいりやっこ)
大原女

元禄忠臣蔵

三、御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)
第一幕
第二幕
御浜御殿松の茶屋
御浜御殿綱豊卿御座の間
同   入側お廊下
同   元の御座の間
同   能舞台の背面
徳川綱豊卿
富森助右衛門
御祐筆江島
上臈浦尾
中臈お喜世
新井勘解由
仁左衛門
染五郎
笑三郎
竹三郎
孝太郎
左團次

夜の部

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

井筒屋

米屋


難波裏


引窓

南与兵衛後に南方十次兵衛
藤屋都後に女房お早
濡髪長五郎
山崎屋与五郎
藤屋吾妻
三原伝造
平岡丹平
おせき
母お幸
放駒長吉
仁左衛門
孝太郎
染五郎
愛之助

段治郎


竹三郎

関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年記念

二、弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)

道頓堀芝居前


幹部俳優出演
三、竜馬がゆく(りょうまがゆく)

風雲篇

坂本竜馬
武市半平太
西郷吉之助
寺田屋お登勢
おりょう
染五郎
愛之助


孝太郎

みどころ

昼の部

一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

  三笠山御殿

 隣家に住む烏帽子折求女に思いを寄せる、大和国三輪の里の酒屋の一人娘お三輪は、求女の着物の裾に留めつけた苧環の白糸を頼りに、後を追って三笠山の蘇我入鹿の御殿までやって来ます。お三輪は意地悪な官女達に散々にいじめられ、さらには求女が入鹿の妹橘姫と祝言を挙げたと知って逆上します。
 奥へと踏み込もうとするお三輪を制したのは漁師姿の鱶七でした。鱶七は実は藤原鎌足の家臣金輪五郎で、求女は入鹿の横暴を阻止しようとしている藤原淡海だったのです。鱶七はお三輪を刺して、入鹿を滅ぼすには"疑着の相"の女の生き血が必要であることを話します。それを聞いたお三輪は求女の役に立てることを喜び、未来で添い遂げることに望みを託して息絶えるのでした。
 蘇我入鹿討伐など史実に基づきながら、大和に伝わる伝説を加えて脚色された格調高い時代物狂言の傑作『妹背山婦女庭訓』の一幕です。

二、大原女(おはらめ)
  国入奴(くにいりやっこ)

 京都の町へ薪を売りに出て来た大原女の可憐な姿から一転、奴姿となって軽快でリズム感溢れる踊りを見せる、長唄の舞踊です。
 おかめの面をつけ、鄙びた中にも色っぽい女心をのぞかせて愛嬌たっぷりに踊る大原女の前半と、毛槍を振ってお国入りの勇ましさを見せる後半、それぞれの魅力を存分にお楽しみください。

三、御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)

 江戸城松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に斬り付けられた事件から一年。次期将軍と目されている徳川綱豊の別邸御浜御殿では、年中行事のお浜遊びが催されています。現状への批判を胸に抱きながらも、遊びに興じて政事には関心がないように装っていた綱豊でしたが、師である新井勘解由には、赤穂の浪人達に仇討ちをさせてやりたいという心中を明かします。
 そこへ綱豊の愛妾お喜世の兄で赤穂の浪人である富森助右衛門が、吉良上野介も参上するお浜遊びの見物を願い出ます。これを許した綱豊は、助右衛門から大石の真意を聞き出そうとします。将軍へ浅野家再興を願い出れば仇討ちは不可能であると言う言葉に対する助右衛門の言動から、綱豊は赤穂浪士に仇討ちの意思があると確信します。やがて御殿の能舞台は中入りとなり、吉良の出番が近づきます。仇討ちの機会はここしかないと思い詰める助右衛門は槍を構えてその出を待ち受けますが…。
 真山青果の代表作『元禄忠臣蔵』の中でも特に上演頻度の高い人気作で、舞台面の色彩的な美しさと男二人の緊迫した肚の探り合いや青果劇独特の台詞の応酬など、みどころの多い新歌舞伎の名作です。

夜の部

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

 馴染みの遊女吾妻の身請を望む与五郎は、人気の大関濡髪長五郎の大の贔屓。濡髪は、吾妻に横恋慕する蔵屋敷の侍に手を引かせようと奔走しています。吾妻の姉女郎である都の恋人の与兵衛は殺人を犯し、都と駆け落ちします。一方、吾妻も廓を逃れ、与五郎と逃げようとするのを捕えられますが、濡髪が駆けつけ、危ういところを助けられます。しかし、濡髪は人を殺めてしまい、兄弟の契りを結んだ関取放駒長吉に後を託して落ち延びます。
 お尋ね者となった濡髪は、与兵衛の父の後妻となった母のお幸に暇乞いをしに八幡の里へやって来ます。今は与兵衛の女房となっている都(お早)とお幸は、役人に追われる濡髪を匿います。ここへ村方取締となって父の名の南方十次兵衛を継いだ与兵衛が濡髪召捕の命を受けて戻ります。それを知ったお幸は、実の子への情と継子への義理との間で苦悶しますが、全てを知った与兵衛は継母の苦衷を思い、放生会にことよせて濡髪を逃がしてやります。
 もとは全九段の人形浄瑠璃です。月の光が差し込む引窓の開閉を巧みに使って互いに気遣う人々の心の機微を描いた「引窓」が人気の作品ですが、今回は「井筒屋」「米屋」「難波裏」の場面も上演し、濡髪の悲劇と、彼を巡る与兵衛達の人間模様を丁寧に描き出します。

二、弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)

 浪花の名所、五座の櫓も華やかな芝居街道頓堀。幹部俳優達が一堂に並び、関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年を記念して、歌舞伎の末永い繁栄を念じ、これを祝います。いかにも歌舞伎らしい、華やいだ雰囲気に満ちた一幕をお楽しみください。

三、竜馬がゆく(りょうまがゆく)

  風雲篇

 元治元年、池田屋事件で土佐藩の多くの浪士達が命を落とし、坂本竜馬の竹馬の友である、土佐勤王党を率いる武市半平太も山内容堂の命により捕えられました。京の町で出会ったおりょうという娘の言葉に、討幕への思いを胸に抱いた竜馬は、薩摩に、長州と手を結んでくれるよう画策します。西郷吉之助や血気に逸る薩摩藩士達に「真実を見よ」と説いた竜馬の尽力の甲斐あって、薩長同盟は締結に漕ぎ着けますが、そんな竜馬にも危機が迫り…。
 平成19年から3年にわたって歌舞伎座で上演された『竜馬がゆく』。「風雲篇」は、第三十六回大谷竹次郎賞を受賞した「立志篇」の続篇にあたり、大阪初上演となります。

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