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歌舞伎町大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等席13,500円
  • 2等席8,000円
  • 3等席4,000円

上演時間

  • 正札附根元草摺
    流星

  • 幕間 25分
  • 福叶神恋噺

  • 正札附根元草摺
    流星

  • 幕間 25分
  • 福叶神恋噺

※5月12日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

日程詳細

2024年5月

34
昼の部夜の部12:0016:0012:0016:00
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26
昼の部夜の部12:0016:00

2024年5月

昼の部 夜の部
3
(金)
12:00 16:00
4
(土)
12:00 16:00
5
(日)
12:00 16:00
6
(月)
12:00 -
7
(火)
12:00 -
8
(水)
12:00 -
9
(木)
- -
10
(金)
12:00 16:00
11
(土)
12:00 16:00
12
(日)
12:00 16:00
13
(月)
12:00 -
14
(火)
12:00 16:00
15
(水)
12:00 -
16
(木)
12:00 16:00
17
(金)
12:00 -
18
(土)
12:00 16:00
19
(日)
12:00 16:00
20
(月)
- -
21
(火)
12:00 -
22
(水)
12:00 16:00
23
(木)
12:00 -
24
(金)
12:00 16:00
25
(土)
12:00 16:00
26
(日)
12:00 16:00

演目と配役

  正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
一、流星(りゅうせい)
〈正札附根元草摺〉



〈流星〉

曽我五郎時致
小林妹舞鶴


流星
牽牛
織女

中村 虎之介
中村


中村 勘九郎
中村 勘太郎
中村 長三郎

落語「貧乏神」より


小佐田定雄 脚本


今井豊茂 演出

二、福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)
貧乏神おびん
大工辰五郎
貧乏神すかんぴん
中村 七之助
中村 虎之介
中村 勘九郎
※昼夜同一狂言


みどころ

歌舞伎町に歌舞伎がやって来る!

 新宿・歌舞伎町は、昭和20(1945)年、戦災復興事業の一環としてこの地に歌舞伎の劇場誘致を図っていたことから「歌舞伎町」と命名され、エンタテインメントの中心地として発展してきました。当時劇場の建設はかなわなかったものの、時を越え令和6(2024)年5月、開業1周年の東急歌舞伎町タワー内のシアターミラノ座で、歌舞伎を上演いたします!
 上演するのは、荒事の豪快さと華やかさを併せもつ曽我物の舞踊『正札附根元草摺』、四人の雷たちの騒動を一人で踊り分ける軽妙洒脱な舞踊『流星』。そして、落語の「貧乏神」を題材に、個性豊かな登場人物たちが織り成す世話狂言の新作歌舞伎『福叶神恋噺』。
 父である十八世中村勘三郎の遺志を受け継ぎ、若くして中村屋一門をまとめ、駆け抜けている中村勘九郎と中村七之助が、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松らエネルギッシュな若い力とともに、新宿・歌舞伎町に新たな風を巻き起こします!

  正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
一、流星(りゅうせい)
<正札附根元草摺>

 工藤左衛門祐経に父を討たれた曽我五郎は、その仇を討つため鎧を手にして工藤の館へ向かおうとしますが、小林朝比奈の妹の舞鶴に止められてしまいます。女でありながらも強力の持ち主である舞鶴は、五郎と鎧の草摺(裾の部分)を引き合い、行く手を阻みます。
 なおも駆け出そうとする五郎に対して舞鶴は、今度はしおらしく男女の色模様を語って引き止めようと、艶やかな女性らしさを見せていきます。続いて五郎と舞鶴は軽快で華やかな連舞を繰り広げ、再び駆け出そうとする五郎と、制止しようとする舞鶴が草摺を引き合って幕となります。
 荒事の趣向と華やかさを併せもつ、古風で大らかな味わいの舞踊です。

<流星>

 七夕の夜、年に一度しか会うことのできない牽牛と織女が今宵の逢瀬を喜んでいます。ところが、その大事なひとときを過ごしている二人のところへ、流星が長屋に住む雷夫婦が喧嘩を始めたと注進にやってきます。
 雷の亭主が端唄の女師匠の家に落ちて以来、聞き覚えた端唄ばかり唄うので、女房が腹を立てて喧嘩が始まり、やがて、子の雷、姑の雷が止めに入っての大騒ぎ。そのうち、姑が外れた入れ歯を飲み込んだことで、一同大笑いとなり喧嘩が収まったことを、仕方噺を絡めて踊って見せます。牽牛と織女に向けて一部始終を語り終えた流星は、夜明けとともに飛び去っていくのでした。
 四人の雷一家の騒動を一人で踊り分ける軽妙洒脱な舞踊です。

二、福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)

 江戸の裏長屋に住む大工の辰五郎は悪い人間ではないのですが、ついつい人に甘えてしまうところがあります。酒ばかり飲んで、働きに行こうとしないで、昼間から寝ていると、その枕元に不思議な女が現れます。女は「わたしは貧乏神だ」と名のり、意外なことに「もっと真面目に働きなさい」と説教をしはじめます。訳を聞いてみると、貧乏神は人間が一生懸命働く力を吸い取って、それを養分にしているとのこと。ところが、辰五郎はまったく働こうとしないので、「吸い取る養分がないじゃないの!」と苦情を言うために姿を現したのです。
 辰五郎は貧乏神の要望に応えて働くことにしますが長続きはせず、三日坊主ですぐに元のなまけ者に戻ってしまいます。「このままでは家賃も払えなくなる」と心配した貧乏神は、手内職を始めます。働き者の貧乏神は長屋の人たちからも「おびんちゃん」と呼ばれて人気者になり、みんなと仲良く暮らすようになります。その様子を陰ながら見ていた先輩貧乏神のすかんぴんが姿を現し、おびんちゃんに「神様として、これ以上人間の暮らしに深入りしないように」と忠告を与えるのですが、世話好きのおびんちゃんは聞く耳をもたず…。
 落語の「貧乏神」を題材に、どこか憎めない貧乏神をはじめ、 個性豊かな登場人物たちが織り成す世話狂言の新作歌舞伎です。

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