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「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 2024年4月28日(日)、「歌舞伎町大歌舞伎」の出演俳優が、東京都新宿区で「大お練り」と舞台挨拶を行いました。

 5月3日(金・祝)からTHEATER MILANO-Zaで始まる「歌舞伎町大歌舞伎」。本公演を記念したイベント「新宿歌舞伎町大歌舞伎祭」の一部として、このたび新宿駅周辺から歌舞伎町にかけて行われた「大お練り」に、中村勘九郎、中村七之助、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松が登場しました。晴天のもと、新宿駅近くのモア4番街から出発したお練りが、新宿アルタ前、靖国通りを通り、THEATER MILANO-Zaがある東急歌舞伎町タワー前まで進むなか、「中村屋!」「待ってました!」のかけ声が新宿の街中を飛び交いました。

 

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 舞台挨拶の会場である東急歌舞伎町タワー前のシネシティ広場に到着した一行。勘九郎は「大お練り」を振り返り、「なかなかできない経験をさせていただきました」と、目を輝かせました。「沿道の皆様に声をかけていただき、楽しくお練りをすることができました。今度は私たちが舞台から皆様にパワーをお返しする番です。心を込めて演じます。どうぞご期待ください」と、熱のこもった言葉で語ります。

 

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 久々に訪れた新宿の街の変化への驚きや、新宿で遊んだ学生時代の思い出を語った七之助。「古いものと新しいものが混在するこの街の、この新しい劇場で、歌舞伎を初めて演じさせていただくことをうれしく思います。誠心誠意勤めますので、熱いご声援のほど、よろしくお願いいたします」と、喜びをにじませながら挨拶しました。

 

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 虎之介は、「皆様も歌舞伎を新宿に観に来るのはおそらく初めてのことだと思いますので、1カ月間、ぜひ皆様とともに、新宿の歌舞伎町を歌舞伎色に染められればと思っております」と、笑顔を見せ、「新作から古典の踊りまで詰まっているので、皆様に足を運んでいただけるよう、僕たちも頑張ります」と、気合を込めました。

 

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 「新宿は、いろいろなビルが建っていて、新しい光景が見られました」と、「大お練り」の感想を述べた勘太郎。「『流星』の彦星(牽牛)のお役で踊ります。一所懸命勤めますので、皆様お足を運んでいただけると幸いです。おーわん(勘九郎)が踊るところが本当に面白いです」と、はきはきとした口調でみどころを伝えます。

 

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 長三郎は、「歌舞伎町でお芝居をするのは初めてですし、初めて踊る『流星』の、初めての織姫(織女)役なので、一所懸命勤めたいです。(年明けから)獣や虫の役を勤めてきたので、これが今年初めての人間の役です。女方は久しぶりなので、男にならないように気を付けたいです」と、初めて尽くしの公演に向けて抱負を語りました。

 

「歌舞伎町大歌舞伎」大お練りの賑わい

 

 鶴松は、「今までのお客様の層とは異なり、若い方もたくさんいらっしゃいました」と、「大お練り」での実感を伝え、「最先端をいく新宿歌舞伎町で、400年前から続く歌舞伎が上演でき、その公演に携われることがうれしいです。一人でも多くのお客様に歌舞伎を好きになっていただけるよう、精一杯毎日勤めます」と、意気込みを見せました。

 

 最後に、勘九郎が、「この劇場、そして歌舞伎町というこの地で、歌舞伎ができる喜びを噛みしめながら、ひと月勤めます」、続けて七之助も、「私たちの愛する歌舞伎を、少しでも多くの方に“面白かった”と言っていただけるような舞台を勤めたいと思います」と、改めて思いを伝え、来場を呼びかけました。

 THEATER MILANO-Za「歌舞伎町大歌舞伎」は、5月3日(金・祝)から26日(日)までの公演。チケットの詳細は、公演情報でご確認ください。

2024/05/02