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四月大歌舞伎 ※公演中止

料金(税込)

  • 1等席16,000円
  • 2等A席9,000円
  • 2等B席5,000円
  • 3階A席5,000円
  • 3階B席3,000円
  • 桟敷席17,000円

演目と配役

昼の部

河竹黙阿弥 作

通し狂言

一、青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)

白浪五人男


序 幕


二幕目

大 詰
初瀬寺花見の場
神輿ヶ嶽の場
稲瀬川谷間の場
雪の下浜松屋の場
稲瀬川勢揃の場
極楽寺屋根立腹の場
同  山門の場
滑川土橋の場
弁天小僧菊之助
日本駄右衛門
南郷力丸
忠信利平
赤星十三郎
鳶頭清次
浜松屋伜宗之助
千寿姫
岩淵の三次実は川越三郎
伊皿子七郎
狼の悪次郎
番頭与九郎
局柵
青砥左衛門
浜松屋幸兵衛
菊之助

彦三郎
坂東亀蔵


萬太郎
尾上右近
玉太郎

吉之丞
橘太郎
歌女之丞
錦之助

岡村柿紅 作

二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
山蔭右京
太郎冠者
侍女千枝
同 小枝
奥方玉の井
菊五郎
権十郎
尾上右近

左團次

夜の部

三世河竹新七 作

一、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
序 幕
二幕目

三幕目


大 詰
吉原仲之町見染の場
立花屋見世先の場
大音寺前浪宅の場
兵庫屋二階遣手部屋の場
同  廻し部屋の場
同  八ツ橋部屋縁切りの場
立花屋二階の場
佐野次郎左衛門
兵庫屋八ツ橋
繁山栄之丞
兵庫屋九重
兵庫屋七越
兵庫屋初菊
遣手お辰
絹商人丹兵衛
同 丈助
釣鐘権八
下男治六
立花屋長兵衛
立花屋女房おきつ
吉右衛門
菊之助
錦之助

種之助

歌女之丞
橘三郎
吉之丞
権十郎
又五郎


  上 晒三番叟(さらしさんばそう)
二、下 網打(あみうち)
〈晒三番叟〉



〈網打〉

如月姫
衣通姫


漁師
漁師
漁師

尾上右近




萬太郎
種之助

みどころ

昼の部

一、青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)
七五調の名台ぜりふと、名場面の数々で魅了する傑作

 盗賊の弁天小僧菊之助と南郷力丸は、千寿姫から家宝の「胡蝶の香合」をだまし取ります。そこへ盗賊の日本駄右衛門が現れ、香合を巡って争いますが、力量の差を感じた二人は駄右衛門に従い子分になります。
 一方、信田家のために金策に奔走する旧臣、赤星十三郎は、家来筋の忠信利平が盗賊となって駄右衛門の一味に加わっていることを知り、自身も盗賊として主君のために働くことを望みます。こうして駄右衛門のもとに弁天小僧、南郷力丸、忠信利平、赤星十三郎が集い、白浪五人男と称して盗みを働くようになります。
 ある日、雪の下にある呉服屋の浜松屋に、美しい娘と供侍が婚礼の品物を見繕うため訪れます。やがて店の者が娘が万引きをしたと騒ぎ立てますが、見誤りだったため店主の浜松屋幸兵衛が無礼を詫び、100両を渡そうとします。すると居合わせた玉島逸当という侍がこれを止め、娘が男であることを見抜きます。実は娘は弁天小僧、供侍は南郷力丸。そして、逸当こそ日本駄右衛門で、浜松屋の金を奪うための策略でした。追手を逃れて稲瀬川に勢揃いした五人。やがて弁天小僧たちは極楽寺まで逃れていきますが、その行き着く先は…。
 河竹黙阿弥の名作を、通し狂言でご覧いただきます。

二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
浮気な夫と嫉妬深い妻の、滑稽味あふれるひと幕

 大名山蔭右京は愛人の遊女花子から恋文を受け取りますが、奥方玉の井が片時もそばを離れないため会いに行くことができません。そこで一計を案じ、玉の井に頼み込み、ひと晩持仏堂で座禅をする許しを得ると、家来の太郎冠者を身替りに花子のもとへと出かけていきます。しかし身替りを知った玉の井は、太郎冠者と入れ替わって右京の帰りを待ち構えることにします。そうとは知らずに戻った右京は、奥方を太郎冠者と思いこんだまま花子との逢瀬を語って聞かせます。
 いつの時代も変わらぬ夫婦のやり取りが可笑しみを誘う、舞踊劇をお楽しみください。

夜の部

一、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
花魁につぎ込み、妖刀に魅入られた男の物語

 桜満開の吉原に、下野佐野の絹商人である次郎左衛門が江戸の土産にと見物にやってきます。見るからに田舎者で人のよさそうな次郎左衛門は質の悪い男にだまされそうになり、驚いて宿に帰ろうとします。しかし兵庫屋八ツ橋の絢爛豪華な花魁道中に出会うと、そのあまりの美しさと妖艶なほほえみに、次郎左衛門はすっかり心をうばわれてしまうのでした。
 その後、次郎左衛門は八ツ橋のもとに通いつめ、ついには身請け話もまとまろうとします。兵庫屋の一同も、きれいな遊び方をする次郎左衛門をよいお客として歓迎していました。ある日、佐野の仲間を連れて遊びに来た次郎左衛門は、すっかり上機嫌で二人仲のよいところを見せようと意気込みます。しかし八ツ橋は、間夫の浪人繁山栄之丞から強く迫られ、泣く泣く満座の中で次郎左衛門に愛想尽かしをするのでした。
 打ちひしがれて佐野に戻った次郎左衛門は、数カ月後、再び吉原に現れ…。
 実際の事件をもとにした講談「吉原百人斬り」を題材とした、人気の高い世話物をご堪能ください。

二、上 晒三番叟(さらしさんばそう)
源平時代を背景にした華やかな舞踊

 源氏の白旗が盗まれ、その詮議をしている源氏の武者たちは、怪しい女がいるという噂を聞きつけ、夜の箱根権現へとやってきます。現れた如月姫と衣通姫は、舞を奉納するのだと語りますが…。
 白旗を晒に見立てた「布晒し」など、古風で華やかな舞踊です。

二、下 網打(あみうち)
賑やかで躍動感に満ちた舞踊

 漁を終えて舟から上がってきた漁師たちが踊るのは、漁師の生活や色模様。豊漁を祈りつつ神々の名を挙げて踊る神おろしの様子も、漁師らしくきびきびと軽やかに踊ります。
 軽快さがみどころのさわやかな舞踊をお楽しみください。

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