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「南座 歌舞伎鑑賞教室」初日開幕

『歌舞伎の魅力』左より、中村翫延、中村橋三郎、真山隼人、中村芝歌蔵

 『歌舞伎の魅力』左より、中村翫延、中村橋三郎、真山隼人、中村芝歌蔵

 2026年5月15日(金)、南座で「南座 歌舞伎鑑賞教室」が初日を迎えました。

【大きなサイズの舞台写真は、ページ下部でご覧いただけます】

 平成5(1993)年に始まった「南座 歌舞伎鑑賞教室」は、令和4(2022)年に装いを新たに再スタートし、今年で5回目を迎えました。今年も上方芸能の第一線で活躍する方による分かりやすい解説と、どなたにもお楽しみいただける歌舞伎舞踊の二本立ての構成です。

 

  幕開けは、浪曲師・真山隼人による『歌舞伎の魅力』。浪曲に乗せて歌舞伎の歴史をご紹介します。さらに、片岡千次郎が登場し、後半で披露される『正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)』の曽我五郎時致の化粧を実演付きで解説。目の前で曽我五郎が出来上がっていく様子に、客席も釘付けでした。その後、曽我兄弟を描いた作品が浪曲にも存在することに触れ、歌舞伎と浪曲のコラボレーションを披露。お客様を舞台上に招き、立廻りを体験していただくコーナーもあり、ここでしか見られない特別な一幕に、会場も大いに盛り上がりました。

 

 続く『正札附根元草摺』は、曽我兄弟を描いた「曽我物」のひとつ。富士山のふもとに現れたのは、曽我五郎時致(千次郎)と小林朝比奈の妹・舞鶴(吉太朗)。父の仇を取ろうと鎧を抱えて駈け出そうとする五郎を、舞鶴が草摺を掴んで止めようとするところから始まります。舞鶴は、血気に逸る五郎を力強く引き留めますが、五郎はそれでも走りだそうとします。すると、舞鶴は一転、女性らしくあでやかな舞を見せます。前半の豪快さからの変化に、客席もぐっと舞台に引き込まれます。その後、二人は軽快な連れ舞を見せますが、五郎はなおも走り出そうとします。舞鶴はこれを制しようと再び力競べとなり、最後は二人互角の力で鎧を引き合う姿できまり、万雷の拍手のなかで幕となりました。

 南座「南座 歌舞伎鑑賞教室」は24日(日)までの公演。チケットはチケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

 

 

『歌舞伎の魅力』左より、中村翫延、中村橋三郎、真山隼人、中村芝歌蔵

『歌舞伎の魅力』左より、中村翫延、中村橋三郎、真山隼人、中村芝歌蔵

『正札附根元草摺』左より、上村吉太朗、片岡千次郎

『正札附根元草摺』左より、上村吉太朗、片岡千次郎

2026/05/15