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海老蔵、獅童が出演「六本木歌舞伎」

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左より、宮藤官九郎、中村獅童、市川海老蔵、三池崇史

 2015年2月3日(火)~18日(水)、東京 EX THEATER ROPPONGIで行われる「六本木歌舞伎」に出演の市川海老蔵、中村獅童が製作発表会見で、公演への思いを語りました。

海老蔵、獅童が出演「六本木歌舞伎」

 「改革と革新の連続が伝統だと思っているので、その精神を持って、日本の東京の真ん中にある六本木で歌舞伎ができることがうれしい」と会見の口火を切った海老蔵。今年1月の新橋演舞場で共演していた獅童と、新しいことをしたい、何かチャレンジしていかないといけないと話していたことが、1年後に夢から現実になることを「奇跡的」と喜びました。

海老蔵、獅童が出演「六本木歌舞伎」

 「2020年のオリンピックではなく、今から、若い人たちに歌舞伎のよさをアピールし、“歌舞伎ってかっこいいよね”と言われるのには、六本木はいい場所かなと」(獅童)、もともと日本舞踊の藤間宗家の稽古場として二人が通い慣れていた場所に、昨年誕生したEX THEATER ROPPONGI(イーエックスシアター六本木)で公演が行われます。

海老蔵と獅童が善悪に分かれ…
 謎の宇宙生命体の襲来で、幕府が機能しなくなっていた江戸。浅草に現れた宇宙船から降り立つ悪の親玉(獅童)、そこへ駆けつけた正義の味方(海老蔵)…。二人の中には、海老蔵と獅童が生前の十八世中村勘三郎からよく言われていた「海老蔵君が荒事で、最後に地球を投げちゃうような面白いものをつくるといい」という言葉があったそうです。

海老蔵、獅童が出演「六本木歌舞伎」

 獅童が一緒に仕事をしたいとオーディションに臨んだ2002年公開の映画、『ピンポン』の脚本家、宮藤官九郎氏が今回の脚本を担当。宮藤氏も勘三郎から「海老蔵さんが地球を投げるという話を聞かされていた」そうで、獅童から新しい歌舞伎にチャレンジしたいと声を掛けられたときにも二人の思いがすぐに伝わり、「ぜひやらせていただきたい」と即答したそうです。

 歌舞伎は平成21(2009)年12月歌舞伎座『大江戸りびんぐでっど』、同24(2012)年7月シアターコクーン『天日坊』に次ぐ3作目となる宮藤氏。「歌舞伎は役者さんや周りの方々が、できないことはないくらいなんでも実現してくれるので、今回も楽しみにしています。歌舞伎には荒唐無稽な設定が多くてうらやましく、思いつかないような表現に圧倒されています。そこへ入っていくので、自由な発想でやりたいと思っています」と意欲的に語りました。

歌舞伎は“かぶいて”いないといけない

海老蔵、獅童が出演「六本木歌舞伎」

 演出は、海老蔵出演の映画『一命』(2011年)、『喰い女 -クイメ-』(2014年)の監督、三池崇史氏で、「僕らがつくるのは、表現方法は少し変わっているかもしれませんが、伝統によって培われてきた、歌舞伎役者の芝居を見せるものです」と、“正当な歌舞伎の流れ”の作品になると断言。

 「一生に一度は歌舞伎の演出をしてみたかった」という三池氏は、「歌舞伎を楽しまずに日本で生きているのはもったいない」と、期待される作品にすること、そして失望させないことを誓いました。

 「新しいことを見ていただいて、最終的に古典を見ていただくことがテーマですが、古典を守るために新しいことをやっているというような、きれいごとにしてはいけない。歌舞伎はやはり“かぶいて”いないといけないし、その精神を忘れてはいけない。自分に喝を入れるつもりでやります!」。最後に、公演に向けての意気込みを声を大にして海老蔵は語りました。

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「六本木歌舞伎」
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脚本:宮藤 官九郎
演出:三池 崇史
出演:市川 海老蔵 中村 獅童 ほか
※公演情報詳細は決まり次第、下記にて掲載します。
「六本木歌舞伎」公演情報

日程
2015年2月3日(火)~18日(水)


場所
EX THEATER ROPPONGI
東京都港区西麻布1-2-9


チケット
S席:14,000円 A席11,000円(税込)
2014年12月初旬発売予定


お問い合わせ
株式会社3Top 03-5447-6077

2014/10/15