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彌十郎「松竹新喜劇 爆笑七夕公演」初日に向けて

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左より、久本雅美、藤山扇治郎、渋谷天外、坂東彌十郎

 

 7月4日(金)に初日を迎える、新橋演舞場「劇団創立六十五周年記念 松竹新喜劇 爆笑七夕公演」出演者らとともに坂東彌十郎が、公開舞台稽古で意気込みを語りました。

 新喜劇では16年ぶりの新橋演舞場の七夕公演とあって、渋谷天外をはじめとする出演者もいちだんと気合の入るこの公演。初日前日の3日(木)に公開された『裏町の友情』は、テンポのよいせりふの押収に笑い、喧嘩仲間が見せる友情にほろりと、まさに笑いと涙の80分でした。

 彌十郎は新喜劇初参加で、大阪弁のせりふを心配していましたが、「夢が大阪弁になっています」と言うほど体に染みついているせいか、せりふもアドリブのやりとりも自然で、大阪出身の共演者たちからも太鼓判を押されるほど。天外からは「歌舞伎の世界から来ていきなり“にわか(即興喜劇)”をやられるとは思いませんでした」と驚きの声が上がりました。

 「大阪の人間ですが、知らない大阪弁、使ったことのない言葉がいっぱい。独特の世界でめちゃめちゃ楽しい」と言う久本雅美と、掛け合いの息もぴったりな一場を見せた彌十郎ですが、「笑っているけど、最後は気がつくと泣いている。本当にいい芝居だな」としみじみ語りました。

 そして、新喜劇加入の東京お披露目公演となる藤山扇治郎は、「すごいメンバーの舞台で、不安になる暇もないほど。いろいろアドバイスをいただいています」と、東京も大阪も関係なく舞台に打ち込む姿勢を見せました。

 「喜劇はお客様が育ててくださるもの。お客様次第で、その場その場のせりふも間も変わります。心が伝わるようにやりたい。やっている側が楽しい芝居ですから、その気持ちが絶対、皆さんに伝わると思います」と天外が声を大にして言うと、彌十郎も「年に1回の七夕のように、ここで新喜劇を打ちたいですね」と続けました。

 公演は明日4日(金)から21日(月・祝)まで。チケットはチケットWeb松竹チケットホン松竹にて販売中です。

 また、新橋演舞場では公演期間中はもちろん、8月30日(土)まで、劇場地下のラウンジ東にビアテラスを開設。夜の部でおおいに泣いて笑ったあとは、そのまま地階でお楽しみいただけます。

「北海道まるごとエンタメビアテラス in 演舞場」(17:00~22:00)の詳細はこちら


上演時間
【昼の部】
一、朗らかな嘘
   11:00-11:50
  <休憩 15分>
二、六十五周年御礼 ご挨拶
   12:05-12:25
  <休憩 35分>
三、裏町の友情
   13:00-14:20

【夜の部】
一、船場の子守唄
   16:00-17:40
  <休憩 15分>
二、六十五周年御礼 ご挨拶
   17:55-18:15
  <休憩 35分>
三、お祭り提灯
   18:50-19:35

※7月5日記。時間は変更になる場合があります。

2014/07/03