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新橋演舞場『壽三升景清』初日の賑わい
1月2日(木)、新橋演舞場 「初春花形歌舞伎」が初日を迎え、通し狂言『壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)』が上演されました。
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歌舞伎十八番の『関羽』『鎌髭』『景清』『解脱』をもとにつくり上げられた『壽三升景清』。海老蔵が全編を通して表現する悪七兵衛景清という人物の魅力、歌舞伎の様式美にあふれ、これぞ荒事と描き出されるおおどかな芝居の世界で、新年にふさわしい華やかな幕開きとなりました。
舞台には、海老蔵襲名披露興行(平成16年5・6月歌舞伎座ほか)の折にも使用された、十二世市川團十郎の描いた海老と、今回の芝居の外題「壽三升景清」が書き込まれた引幕が飾られています。二幕目の景清の牢破りのくだりは、大立廻りに津軽三味線、長唄、大薩摩の三味線の三重奏が加わり、全長9mもの巨大な海老まで登場するなど、荒事がたっぷり堪能できるみどころの一つとなっています。
また、大詰、解脱の場では、三升席が設けられ、舞台上の左右に仕切られた毛氈敷きの空間に、14枚ずつ座布団が敷かれたところへお客様が着席されました。暗転の演出の中、花道から登場した景清は三升席に触れんばかりに近づき、お客様には臨場感あふれる観劇体験をご堪能いただきました。
新橋演舞場で上演の 通し狂言『壽三升景清』は26日(日)までの上演、チケットはチケットWeb松竹、チケットホン松竹にて販売中です。
2014/01/02