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こんぴら歌舞伎でお練り

こんぴら歌舞伎でお練り

 4月9日(金)、香川県琴平町に現存する日本最古の芝居小屋、旧金毘羅大芝居(金丸座)での 第二十六回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の初日を前に、中村翫雀、市川亀治郎、片岡愛之助ら出演者が、金刀比羅宮で公演の成功を祈願し、桜満開の琴平の町を人力車に乗り恒例のお練りをおこないました。

こんぴら歌舞伎でお練り

▲ 金刀比羅宮での成功祈願

 


中村翫雀
 琴平の町に帰って参りました。これほど沢山の皆様がお練りにお集まり下さり大変嬉しく、明日から始まる公演をさらに素晴らしいものにしなくてはいけないという思いが一層高まりました。皆様の温かい気持ちをしっかりと受け止めて、明日からの舞台を頑張って勤めたいと思っています。

市川亀治郎
 お練りでは若い方に負けないほどパワフルなお年を召した方々も大勢いらして(笑)このパワーで千穐楽まで、金丸座だけでなく町全体を盛り上げていただきたいと思っています。舞台では、琴平の青年団の方々が廻り舞台を何度も廻して下さったり、大道具の準備をして下さったりと、皆様のご協力があるからこそ出来るこんぴら歌舞伎に改めて感動しています。

片岡愛之助
 こんぴら歌舞伎には第1回から出演させていただき、今回で5回目になります。また戻ってくることができてとても嬉しく思っています。公演の度に本宮の上にある奥の院まで登らせていただきますが、いつも新鮮な気持ちになれるとても好きな場所です。参拝の後は美味しいおうどんも頂きました(笑)

こんぴら歌舞伎でお練り

▲ セレモニー会場「金陵の郷」

 

中村亀鶴
 舞台稽古を行っている金丸座は寒いのですが、これはお客様にご入場いただいていないからなんです(笑)お客様が満員になりますと劇場は温かくなります。お芝居はお客様も出演者だと思っていただきながらみんなで楽しむものです。ぜひ皆さん足をお運びください。

上村吉弥
 15年ぶりに金丸座の舞台を踏めますことを本当にありがたく思っております。昼の『義賢最後』では、愛之助さんの義賢の奥様、夜の『敵討天下茶屋聚』は亀鶴さんの早瀬伊織の奥様を勤めさせていただきます。いまからワクワクしております。

中村壱太郎
 こんぴら歌舞伎に初めて参加させていただくことができて、とても嬉しく思っています。前回二十五回を迎え四分の一世紀を過ぎたこんぴら歌舞伎ですが、次に二分の一世紀を迎える頃、我々がまたここでお芝居をしたいと夢を抱いています。

尾上右近
 2年ぶりに帰って参りましたが、皆様が覚えていて下さって温かく迎えて下さいましたこと、とても嬉しく思います。千穐楽まで、色々なことを感じてそれを大切に、皆様の気持ちも大切に、感謝の気持ちも忘れずに頑張りたいと思っています。

公演情報はこちらをご覧ください。
※お問い合せ先:こんぴら歌舞伎事務局 0877-75-6714

こんぴら歌舞伎でお練り

2010/04/10