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「第五回 かぶきざ芝居噺」のお知らせ

6月8日(木)、歌舞伎座ギャラリーで、ギャラリーレクチャー「第五回 かぶきざ芝居噺」が開催されます。
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歌舞伎にゆかりのある芝居噺が聞ける「かぶきざ芝居噺」、今回登場するのは柳亭市馬です。
昭和55(1980)年に五代目柳家小さんに入門した市馬は、昭和56(1981)年に小幸の前座名で前座に出演、昭和59(1983)年に二ツ目昇進し、さん好に改名。平成5(1993)年に真打昇進し、四代目柳亭市馬を襲名しました。
テンポのいい語り口と美声が持ち味で、常に聴き手を楽しませる話芸を披露する市馬は、平成7(1995)年度国立演芸場花形演芸大賞を授賞しています。その一方で、平成20(2008)年にはその美声を生かし歌手デビューを果たすなど、多彩な才能が光ります。平成26(2014)年には落語協会の会長に就任しました。
芝居(歌舞伎)見物が趣味だという市馬が今回披露する演題は、「七段目」。『仮名手本忠臣蔵』の「祇園一力茶屋の場」を指します。
主人公は、店をほったらかして芝居小屋に通いつめるほど大の芝居好きの若旦那。ある日、大旦那は若旦那を怒りますが、若旦那はどこ吹く風、芝居のせりふを使い煙に巻きます。しまいには芝居好きの小僧と二人で「七段目」を始め、調子に乗った若旦那は、平右衛門の役を忠実に再現しようとしてしまい…。
芝居好きな若旦那が登場するこの演題は、ほぼ全編芝居のせりふで占められており、「歌舞伎に精通した噺家が演じないと雰囲気が出せない」と言われています。歌舞伎好きの市馬ならではの「七段目」、どうぞお見逃しがないようお早めにお申込みください。
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ギャラリーレクチャー
「第五回 かぶきざ芝居噺」
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出演 柳亭市馬
演題 『七段目(しちだんめ)』ほか
■日時
2017年6月8日(木)19:00開演(18:45開場)
※約2時間を予定(途中休憩あり)
■場所
(歌舞伎座タワー5階)
■入場料
全席指定:3,500円(税込)
2017年5月19日(金)10:00発売
※チケットホン松竹での販売はありません。チケットWeb松竹のみの販売。
■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886(10:00~17:30)