ニュース
新橋演舞場「艶めく☆ディアステージ」で歌舞伎がポップカルチャーとコラボレーション
8月6、13、20日(日)の3日間、新橋演舞場地下のラウンジ東(あずま)で、「艶(いろ)めく☆ディアステージ」と題し、歌舞伎とポップカルチャーのコラボレーションイベントが行われました。
▼
秋葉原のライブイベントスペース「ディアステージ」が新橋演舞場に――。秋葉原を中心に活躍する人気アイドルグループ、でんぱ組.incのメンバーほか、毎回11名の出演者が、ステージを秋葉原から新橋演舞場の地下に移し、8月の日曜日の夜を彩りました。海外からも注目される“秋葉原文化”と日本の伝統文化の融合というこの企画は、夏休み中の日曜日3日間全6公演。椅子席の竹席のほか、食事と土産のついたテーブル席の松席、お大尽席は、すべて発売早々に完売し、注目度も高いイベントとなりました。
食事や飲み物を楽しみながら、柝が入って始まったステージは、定式幕を模した装飾や黒衣の登場もあり、でんぱ組.incの三人は、歌舞伎で使う言葉や決まり事の解説を交えながら進行していきます。「親愛舞台 ~親愛少女“見得”相勤め申し候~」のコーナーでは、歌舞伎に関する出題に答え、全問正解者に賞品が贈られました。舞台映像を見て答える問題もあり、歌舞伎を観たことのないお客様にもわかりやすい内容で、歌舞伎の一端をのぞく楽しいひとときとなりました。
このほかにも、全員に屋号を決めてかけ声をかけたり、ステージ上で出演者が思い思いの見得をしたり、ライブも着物や浴衣姿で歌って会場は大きく盛り上がりました。好きなアイドルとツーショットが撮れるチェキ撮影会は「写絵會」、グッズ売り場は「仲見世」と名付けられて数々のオリジナルグッズが販売されました。幕間に出演者が売り歩く「新橋演舞場×艶めく☆ディアステージ特製最中」も、あっという間に完売。
ご来場されたお客様からは「今日を入口に歌舞伎も観てみたくなった」「普段なじみのない歌舞伎のことを知ることができてよかった」などの声もいただき、いつもの秋葉原のステージとはひと味もふた味も違った艶やかな企画となりました。