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新春浅草歌舞伎で出演者による恒例の「鏡開き」が行われました
1月2日、「新春浅草歌舞伎」初日恒例の鏡開きが出演者らによって行われ、詰めかけたファンを前に、舞台への意気込みを披露、その後、樽酒を振る舞い新しい年を賑やかに祝いました。
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市川亀治郎―――
新年おめでとうございます。本年も我々出演者一同、そして歌舞伎をご愛顧くださいますようお願いします。今年は市川笑三郎さん、市川春猿さん、坂東新悟さんが加わりまして、また新しいメンバーでおおくりすることができます。千穐楽まで賑々しく浅草公会堂が繁昌いたしますよう、皆様のご来場を心からお待ちしております。
片岡愛之助―――
お寒い中、朝早くから新春浅草歌舞伎、鏡開きのためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今年も浅草公会堂に出演させていただきますこと、非常に有難いと思っています。千穐楽まで、外の寒さに負けないような、熱い舞台を繰りひろげたいと思います。地元の皆様にご協力頂きまして、千穐楽までどうぞ宜しくお願いします。
中村七之助―――
今年も新春浅草歌舞伎で一年を始められること、そして今回も数々の大役を勤めさせていただきますこと、本当に嬉しく思います。私が初めてこの浅草公会堂に出させていただいたのが、1991年の『壺坂霊験記』の観世音(観音様)でした。月日が経ち、お里を勤められるようになった事を嬉しく思っています。
中村亀鶴―――
浅草の鏡開きは、毎年良い天気に恵まれていますね。これは皆様のパワーのおかげだと思っています。歌舞伎は私たち出演者だけでは成り立ちません、お客様の力があってこそです。今年は、忍耐、感謝そして向上心を目標にしていきたいと思います。皆様どうぞ、この浅草歌舞伎を来年も再来年も宜しくお願いします。
市川笑三郎―――
浅草の初芝居には15~16年ぶりに参加させていただきます。私が出させていただいていた頃から、すっかり様変わりしており、大変新鮮な心持ちでございます。私は浅草公会堂のある台東区に住んでおります。ぜひ、この浅草で皆様方に、より可愛がっていただけるよう精進したいと思っています。
市川春猿―――
私も15~16年ぶりに新春浅草歌舞伎に出演させていただくことになりました。もう一度この新春浅草歌舞伎に出させていただける機会があればと思っておりましたし、亀治郎さんとも久しぶりにご一緒させていただけることになり、本当に感無量でございます。この気持ちを千穐楽まで持ち続け、皆様により良い舞台をお目に掛けられるよう努力してまいります。
坂東新悟―――
明けましておめでとうございます。新春浅草歌舞伎には7年ぶり2度目の出演になります。若手俳優みんなの憧れである、この新春浅草歌舞伎に出させていただき、とても嬉しく思っています。一ヶ月間、精一杯勤めたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
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すっかり新春・浅草の風物詩となった、「新春浅草歌舞伎」。開幕に先立ち、出演俳優によるお年玉<年始ご挨拶>もあり、こちらもお楽しみ。花形俳優による熱気溢れる舞台をお見逃しなく。