ニュース

歌舞伎座で令和最初の「鬼は外、福は内」

歌舞伎座で令和最初の「鬼は外、福は内」

 左より、市川左團次、寺嶋眞秀、尾上菊五郎、中村梅玉、中村莟玉、中村梅枝

 

 2月3日(月)、歌舞伎座で「節分祭追儺式」の豆まきが行われました。

 夜の部『羽衣』の終演後に再び幕が開くと、20名以上の「二月大歌舞伎」出演者たちがずらり。夜の部だけでなく昼の部の出演者も集い、まさに年に一度の行事にふさわしい光景が広がりました。菊五郎の発声を皮切りに「鬼は外!福は内!」と豆をまきはじめた出演者たち。福豆が入っている大入袋は、鬼の絵があしらわれた歌舞伎座特製のもの。節分でしか手に入らない、歌舞伎ファンなら一度は手に入れたい記念品です。

 

歌舞伎座で令和最初の「鬼は外、福は内」 

 

 直前まで舞台に出ていた玉三郎も、後から衣裳のまま登場し、客席の熱気もさらに高まります。1階のお客様は、出演者から直接豆を受け取られる方も。2階、3階のお客様にも豆がまかれ、歓喜の声が上がります。さらに、上手と花道からは、赤鬼と青鬼も登場。豆をまかれて、あっという間に追い払われてしまいました。

 

 今年1年の無病息災を願う年中行事である「節分祭追儺式」。出演者たちが持つ枡に満杯に入った豆も、あっという間になくなるほどの大盛り上がりをみせました。令和最初の豆まきも、お客様と出演者、ともに厄を払い、残りの公演の大入りを願って、幕を下ろしました。

 歌舞伎座「二月大歌舞伎」は26日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2020/02/06