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歌舞伎座「八月花形歌舞伎」第一部、当初の配役で開幕

 8月20日(金)、歌舞伎座「八月花形歌舞伎」第一部『加賀見山再岩藤』に猿之助が出演し、当初の配役での公演が開幕しました。

 8月3日(火)に開幕した歌舞伎座「八月花形歌舞伎」。猿之助の休演にともない、第一部『加賀見山再岩藤』は18日(水)まで代役での上演でしたが、19日(木)の休演日をはさみ、このたび20日(金)より、多賀大領、御台梅の方、奴伊達平、望月弾正、安田隼人、岩藤の霊の6役を市川猿之助が勤めます。

 

 序幕、多賀大領として猿之助が登場するやいなや、客席からは待ってましたとばかりの拍手が巻き起こります。さらに御台梅の方、奴伊達平、望月弾正、安田隼人、そして岩藤の霊と、男女の役を鮮やかに早替り、客席を魅了していく猿之助。みどころの一つである「骨寄せの岩藤」で白骨から亡霊となり、さらに生前の局姿となった岩藤がふわふわと宙を舞う姿は観る者をくぎ付けにします。テンポよく展開されたお家騒動の幕切れ、多賀大領の「めでたいのう」のひと声に、場内も喜びにあふれた拍手に包まれました。

 歌舞伎座「八月花形歌舞伎」は、28日(土)までの公演。チケットはチケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2021/08/20