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こども歌舞伎スクール寺子屋、修了発表会並びに成果発表会を開催
2024年2月18日(日)、歌舞伎座ギャラリー木挽町ホールで、こども歌舞伎スクール寺子屋「令和五年度修了発表会並びに成果発表会」が開催されました。
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こども歌舞伎スクール寺子屋では、年度末に梅(基礎コース)・竹(発展コース)の生徒による「修了発表会」、松(前進コース)の生徒による「成果発表会」を開催し、1年間のお稽古の成果を披露しています。 令和五年度修了発表会では、梅(基礎コース)の第九期生が、『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」幕開きの場面を発表しました。木挽町ホールの舞台に合わせた道具を組み、本公演と同様に、それぞれのお役の衣裳、かつらをつけ、顔をして実施します。
本年度は、武部源蔵に澤村國矢、源蔵女房戸浪に中村蝶紫、涎くりに寺子屋OBが助演として出演しました。竹本や黒御簾音楽も生演奏という本格的な舞台で、1年間学んできたお稽古の成果を発揮しました。また今回、寺子屋卒業生(第一期生)の竹本和太夫が竹本の太夫をつとめました。第一期生として寺子屋を卒業した和太夫の出演に、スクールとしても記念となる発表会となりました。
竹(発展コース)に在籍する第八期生は、『京鹿子娘道成寺』所化の演技と花傘を使った踊りを披露しました。こちらも衣裳を着て、長唄囃子連中の協力のもと、生演奏のなか、豪華な舞台での発表となりました。「成果発表会」では、梅・竹を修了し、さらなる研鑽を積む松(前進コース)在籍生のうち希望者が、皆、そろいの寺子屋浴衣と扇子で日本舞踊を披露します。本年度は雀が描かれた扇子を持ち、『雀おどり』を披露しました。
会場には生徒たちの保護者をはじめ、多くの方が来場し、惜しみない拍手が送られました。3 月にはさらなる研鑽を積む中学部門の生徒たちの成果披露発表会も予定しています。