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南座「Journey into KABUKI~Appreciation and Experience~/歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」初日の賑わい
2024年11月2日(土)、南座で「Journey into KABUKI~Appreciation and Experience~/歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」が初日を迎えました。
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上演に先駆け、南座内ロビーでは歌舞伎にまつわる体験型展示とワークショップが開催されています。舞台衣裳の試着コーナーでは、海外からお越しの多くのお客様が、その美しさに目を輝かせます。ほかにも、「舟」や「駕籠」の展示や、附打の指導による「ツケ」のワークショップも実施されました。
公演は、『歌舞伎のみかた』で幕を開けます。梅乃と千次郎が、通訳者とともに、歌舞伎の歴史や化粧、役柄についてユーモアあふれる口調で紹介します。中盤では、お客様を舞台上に招き、実際に歌舞伎の赤姫の衣裳を試着いただく場面も。俳優とお客様がコミュニケーションをとりながら進んでいく様子に客席からは笑顔がこぼれ、終始なごやかな雰囲気に包まれました。
続く『猩々』は、酒好きの霊獣と酒売が繰り広げる舞踊です。華やかな衣裳を纏った酒売(梅乃)が登場すると、その美しい所作に観客はうっとり。やがて、酒をどれだけ飲んでも酔わない客・猩々(千次郎)が姿を現します。酒売に勧められながら壺の内の酒を飲む仕草や、酒に酔った足取りをゆったりと表現する“乱”の仕草など、細かな振付の美しさに客席は魅了されます。幻想的な名作舞踊に、国内外のお客様から盛大な拍手が送られました。
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南座「Journey into KABUKI~Appreciation and Experience~/歌舞伎への誘い~鑑賞と体験~」は、10日(日)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
2024/11/06