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松竹大谷図書館、戦前の新橋演舞場筋書をデジタルアーカイブで公開

松竹大谷図書館、戦前の新橋演舞場筋書をデジタルアーカイブで公開

松竹大谷図書館所蔵・貴重資料検索閲覧システム

 12月23日(火)、公益財団法人松竹大谷図書館が所蔵する新橋演舞場の戦前までの筋書(劇場プログラム)を、Web上で閲覧できるデジタルアーカイブが公開されました。

 歌舞伎や演劇、映画の資料を多く所蔵する松竹大谷図書館ではこれまで、戦前の歌舞伎座プログラムをデジタル化しWeb公開するなど、クラウドファンディングによる所蔵資料のデジタル化や保存を進めてきました。本年度は、一般財団法人小森文化財団2025年度の助成により、「劇場資料のデジタル化による資料の保存・活用と地域振興事業」として、本プロジェクトを実施しています。

 

松竹大谷図書館、戦前の新橋演舞場筋書をデジタルアーカイブで公開

昭和2(1927)年8月 伊井蓉峰・河合武雄・喜多村緑郎合同劇

 このプロジェクトでは、大正末期に新橋芸妓の技芸向上を披露する場として開場し、現在も「東をどり」をはじめ、歌舞伎や新派など幅広いジャンルの興行を行い、本年開場100周年を迎えた「新橋演舞場」の戦前の公演プログラムなど586点がデジタル化され、デジタルアーカイブ「芝居番付検索閲覧システム」で公開されました。これにより、大正14(1925)年から昭和20(1945)年までに新橋演舞場で行われた多彩なジャンルの公演プログラムをWeb上で検索・閲覧することができるようになりました。ご利用ガイドをご参照のうえ、ぜひ貴重な資料の閲覧をお試しください。

 

松竹大谷図書館、戦前の新橋演舞場筋書をデジタルアーカイブで公開

 小冊子「S scene 劇場とまちの記憶を紡ぐ」表紙

 また、本プロジェクトを紹介する小冊子「S scene 劇場とまちの記憶を紡ぐ」も刊行されました。松竹大谷図書館の活動や貴重資料デジタル化プロジェクト、日本の近代演劇の発展に重要な役割を果たしてきた東京都中央区の劇場の一つである「新橋演舞場」についても詳しく紹介されています。東京都中央区の施設を中心に設置、配布予定のほか、大谷図書館公式HPからもダウンロード可能です。本プロジェクトと合わせてぜひご覧ください。

 

  

 

 

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公益財団法人松竹大谷図書館 03-5550-1694(平日10:00~17:00)

 

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2025/12/24