衣裳、背景や小道具、そしてストーリーなど、歌舞伎の舞台に込められた「こころ」「美意識」を探る連載の最終回。テーマは、誰もがまとったことがあると思われる馴染み深い文様、「格子」です。

 格子柄の衣裳をまとった歌舞伎の登場人物といえば、『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の団七九郎兵衛(だんしちくろべえ)と一寸徳兵衛(いっすんとくべえ)、『義経千本桜』「すし屋」のいがみの権太…。まっさきに思い浮かぶのは誰でしょう?

文/飯塚美砂((財)松竹大谷図書館)
写真/松竹(株)
衣裳写真提供/松竹衣裳(株)
構成/栄木恵子(編集部)
弁慶格子
 
翁格子と童子格子
 
パーソナルな格子
 
スクラッチタイルと浮世絵「大橋あたけの夕立」の共通点
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こころを映す、歌舞伎の舞台

歌舞伎の舞台に込められた「こころ」「美意識」を探る連載の第5回。今回は雨や雲、雷、そして陽炎など、日本の豊かな四季を彩る気象文様についてお話しします。 —2010.08.20

今回は登場人物の背景を雄弁に物語る文様がテーマ。8月、9月の訪欧凱旋公演『義経千本桜』 の佐藤忠信、源九郎狐の衣裳に必ずある文様についてもお話ししています。 —2010.07.22

圧倒的な豪華さ、美しさを誇る『助六』の揚巻と『籠釣瓶(かごつるべ)』の八ツ橋。今回は、この2人の傾城(けいせい)がまとう打掛に描かれている「火焔太鼓(かえんだいこ)」のお話です。—2010.06.24

晴れた日の朝、草の上に降りた小さくてまあるい水の玉の"露"。今回は、このすぐ消えてしまいそうな、はかなさが漂う露と細い芝草の葉を意匠化した「露芝(つゆしば)」のお話です。—2010.05.24

衣裳、背景や小道具、そしてストーリーなど、歌舞伎の舞台に込められた「こころ」「美意識」を探る連載が始まりました。—2010.04.22

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